STIならではのチューニングは芸が細かい
STIのレガシィB4は、リニアでコントロール性に優れたマシンに仕上げるべく、サスペンション、ブレーキ、ボディ、マフラーなどに手を加えたモデルである。
まずボディワークだが、ストラットタワーバーとロアアームバーを装着してボディ剛性を向上。さらにはリアのアームをピローボールブッシュ化してポテンシャルアップを図っている。これらのチューニングは、何れもサスペンションをよりしなやかに動かし、的確に路面を捉えてグリップを確保するためのアプローチ。
サスペンションにブレーキ、もはやオーバークオリティ!?
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サスペンションそのものは、15�車高を抑える専用スプリング、そしてチューニングされたビルシュタイン製ダンパーの組み合わせだが、軽量・高剛性のスピニング鍛造ホイールを装着することでバネ下重量の適正化を図るなど、トータルバランスを取りながらスタビリティを高めている。ブレーキは、フロントが4ポット、リヤが2ポットのブレンボ製キャリパで、ブラックの塗装が施される。このブレーキキットはプロトタイプだが、要望が多ければ市販化されるハズだ。
レガシィらしさを生かしたモディファイリングは見事!
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エクステリアパーツは、最新の空力理論でデザインされたフロントスカートとトランクスポイラーの組み合わせとなる。これは、ボディの下面を流れる空気の速度と質量を計算し、ゼロリフトにして高速走行時の安定性を高めたもの。グランドツアラーらしいレガシィB4の魅力を、さらにスポーティに演じるトータルバランスが図られている。
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本物を見極める "大人" にこそ乗って欲しい
ドライブフィールは、低重心化によって安定感が向上され、しかもしなやかに路面を捉えている感覚が強まっていた。ボディはあくまでフラットな姿勢を保っていて、乗り心地重視の足に見られる上下動が少ないのが特徴。しかし、フラットライド感のある快適な乗り心地と的確なハンドリング特性に仕上げられており、STIの技術力の高さを伺い知ることができる。特に、狙ったラインをそのままトレースできる素直な特性は特筆もの。「大人のスポーツ」を実現している。
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( ライター:田草川 弘之/写真:和田 清志 )
エンジン系
スポーツマフラー
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ステンレス製、65mm デュアル:126000円
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ボディ
ストラットタワーバー(F)
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軽量高剛性日の字断面アルミ製:23100円
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ロアアームバー(F)
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シルバー塗装、STIロゴ入り:参考出品
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サスペンション
ショックアブソーバー
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STI専用チューニング(ビルシュタイン製):参考出品
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コイルスプリング
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STI専用チューニング、車高 -15mm:参考出品
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リアサスペンションリンクセット
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ピロボールブッシュ(3ヵ所×2):44100円
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ブレーキ
フロント対向4ポットブレーキ
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黒塗装キャリパー(ブレンボ製):参考出品
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リア対向2ポットブレーキ
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黒塗装キャリパー(ブレンボ製):参考出品
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エクステリア
フロントアンダースカート
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半艶ブラック塗装:40950円
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トランクスポイラーセット
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ハイマウントストップランプ付:57750円
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インテリア
専用スピードメーター
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STIロゴ入り:参考出品
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ブラック内装
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内装ブラック化:参考出品
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タイア・ホイール
アルミホイール
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アルミ鍛造 Fr&Rr:7.5J×18 +55 :176400円/4本
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