乗りやすい絶妙な高さがポイント
SX4ではドアを開けて運転席に乗り込むのがごく自然な形でできる。シートの座面の高さが地上から620mmに設定されていて、ちょうど乗り降りのしやすい高さなのだ。クルマへのアクセスの良さは大切なポイントである。
デザインはエクステリアより地味な印象か?
運転席に乗り込むと、インパネ回りに広がる視界は割と普通の印象だ。外観デザインが新鮮な印象を与えるのに対し、内装デザインはシンプルで機能的ではあるものの、全体に平凡な印象であるのは否めない。インテリアデザインもジウジアーロのスタジオと共同で作業が進められたとのことだが、時間や生産技術上の制約などから、なかなかジウジアーロの提案通りにはならなかったそうだ。外観は2種類が用意されるが、内装デザインは基本的に1種類である。
背の高いパッケージングや全幅が3ナンバーサイズとなるワイドボディを採用することから、室内の広さは十分なもの。後席に座っても頭上や足元には十分な余裕があり、ゆったり座れる感じだ。後席のシートは分割可倒式で、ダブルフォールディングによって広々としたラゲッジスペースを作ることも可能。使い勝手もまずまずである。