スズキ SX4
スズキ SX4

スマートなデザインのメーターはSUVらしからぬ印象であるが、そんなシレッとしたところが逆に魅力である。

スズキ SX4

スイフトと共通イメージのゲート式シフトレバーを採用。スポーティ感と質感を感じさせる魅力的なアイテムだ。

スズキ SX4

ワイドボディを採用したことによるだろうが、クラスを超えたたっぷりしたサイズのシートを採用している。フィット感が抜群で、サポート性や快適性にも優れる。

スズキ SX4

リアシートのポイントは "見晴らしの良さ" である。フロントシートより少し高め "55mm" に設定されており、快適性に寄与する。

スズキ SX4

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スズキ SX4

リアシートの使いやすさ、容量も特筆モノ! リアシートを立てた状態で "270l"、リアシートを格納した状態だと "1045l" もの容量を確保しているから恐れ入る……。また6:4分割のリアシートはダブルフォールディング式でスペース効率を追求する。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

乗りやすい絶妙な高さがポイント

 SX4ではドアを開けて運転席に乗り込むのがごく自然な形でできる。シートの座面の高さが地上から620mmに設定されていて、ちょうど乗り降りのしやすい高さなのだ。クルマへのアクセスの良さは大切なポイントである。

デザインはエクステリアより地味な印象か?

 運転席に乗り込むと、インパネ回りに広がる視界は割と普通の印象だ。外観デザインが新鮮な印象を与えるのに対し、内装デザインはシンプルで機能的ではあるものの、全体に平凡な印象であるのは否めない。インテリアデザインもジウジアーロのスタジオと共同で作業が進められたとのことだが、時間や生産技術上の制約などから、なかなかジウジアーロの提案通りにはならなかったそうだ。外観は2種類が用意されるが、内装デザインは基本的に1種類である。

 背の高いパッケージングや全幅が3ナンバーサイズとなるワイドボディを採用することから、室内の広さは十分なもの。後席に座っても頭上や足元には十分な余裕があり、ゆったり座れる感じだ。後席のシートは分割可倒式で、ダブルフォールディングによって広々としたラゲッジスペースを作ることも可能。使い勝手もまずまずである。

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代表グレード
1.5XG(2WD)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4135×1755×1605mm
車両重量[kg]
1190kg
総排気量[cc]
1490cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
110ps(81kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.6kg・m(143N・m)/4000rpm
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
16.4km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
164.8万円
発売日
2006/07/04
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム