コースアウト必至？！「根性・度胸・気合い無くちゃあきまへん！」なコース
はるばるタイまで来て初ラリー中のアキはどうか？何と！予想より健闘してるじゃないの。今回のラリーで使うＳＳ、私が昨年出場したアジパシのタイラウンドのＳＳと半分くらい重なってます。どんなコースかと言えば「根性・度胸・気合い無くちゃあきまへん！」。
シビれることに１km近くある長い直線なんかあるのだ。グループＮのインプレッサで８００ｍの直線を全開すれば、最高速近くになってしまう。つまり２００km近いワケ。もちろん下はグラベル路（ダート）。道幅だってスレ違うのがやっと。
写真を見ていただければ解る通り、微妙に曲がってる“準直線”も多い。ここを全開で走るの、ハンパな気合いじゃ無理。かといって蛮勇振り絞って単純にアクセル全開しようものなら、路面のギャップ拾ってコースアウトしちゃう。２００km近くでジャングルに飛び込もうモノなら、どうなるか解ったモンじゃありません。
一度取材中に全開アタック中のクラッシュを見たが、コースアウト後、横向いたまま凄い速度で横転。そのまま２回転し、さらに木に当たったらしく縦方向に２回転。停止するまで３００ｍ近く掛かった。丈夫なロールバーのおかげでケガは無かったものの、ドライバーもコ・ドライバー助け出すと目が回ったらしくバッタリ倒れましたね。むろんラリーカーは全損。
ブレーキングだって難しい。サーキットなら２００�から飛び込むコーナーであっても、何周かするとブレーキ踏むポイントが解ってくる。コーナー手前にブレーキ踏む目安となるカンバン（２００ｍとか１５０ｍと書いてある）も出てます。
されどラリーは目安もカンバンも無い。自分のカンを頼りにするのだけれど、困ったことに路面のミューが一定じゃない。２００kmからブレーキングすると１００ｍ以上の制動距離を必要とするのだ。
されどラリーは目安もカンバンも無い。自分のカンを頼りにするのだけれど、困ったことに路面のミューが一定じゃない。２００kmからブレーキングすると１００ｍ以上の制動距離を必要とするのだ。
早めにブレーキングすればコーナーまで距離を残してしまうし、少し遅れたら減速しきれず飛び出す。これがラリーの難しいところであり、面白いところ。されどアキのタイムを見ると、徐々に上位との差は縮まってきた。コンスタントに４番手タイムじゃないの！
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