三菱は、同社の欧州生産拠点であるネザーランド・カー・ビー・ブイ(以下、ネッドカー)におけるスマート フォーフォー生産終了に係わる諸契約を、ダイムラークライスラー社との間で締結し、6月30日、同契約の諸手続きが完了したと発表した。

 契約の主な内容は、本年6月末にネッドカーにおけるスマート フォーフォーの生産を終了することと、三菱とDC社が折半出資で設立したMDCパワー社における三菱自動車保有株式全てをDC社に譲渡するということ。

 三菱自動車の2006年度損益及び連結損益に与える影響については、スマート フォーフォー生産終了に伴って発生する費用はDC社側から三菱側に支払われることもあり、今回の契約締結に伴う2006年度業績予想(単体・連結)の修正はしないとのこと。

 また、三菱は現在ネッドカーにおいて「コルト」を生産しているが、スマート フォーフォーの生産終了にかかわらず同車種の生産を継続することを3月末に公表している。