ファストバックスタイルを採用したロングノーズ&ショートデッキは2シーターに割り切ったこともあり、流麗なスタイルを実現した。 
会場には貴重なZ432も鎮座していた。リヤスポイラーのバッヂがじつに誇らしげだった。 
Z432の心臓部にはGT-R譲りのS20型が収まる。432とは「4バルブ/3キャブ/ツインカム」を表わしている。 
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4シーターも追加されるなど、豊富なバリエーション"ゴーンのツルのひと声"で復活が決まったフェアレディZ。それまでのSP/SR型に変わって、Zの名前を冠して登場したのは1969年のこと。当初から北米を中心とした輸出も視野に入れられており、現地では「ポルシェとも肩を並べる性能ながら低価格」で人気を博した。エンジンはハコスカ同様にL型をメインとしていたが、GT-R譲りのS20型を搭載したZ432も上級スポーツグレードとして設定。そのうえには20台ほどが生産され、ライセンス所有者のみに販売されたレース向けのZ432Rもあった。モデル末期にはさらなるパワーを得るべく、輸出仕様の2.4リッターを搭載した240Zが登場し、さらにフラットノーズの通称Gノーズを装着した240ZGも加わり、バリエーションを増やした。
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