信頼できる中古車販売店の見分け方

損をしたくない人のために!!賢い中古車の選び方!

 新車ディーラーなら信頼性の判断があまり必要ではないが、中古車専門店ではそれが必要になる。どんな点を重視して販売店選びをしたら良いか考えてみよう。

 ひとつは公的な団体に加盟していることだ。中古車専門店なら、日本中古自動車販売協会連合会(JU=中販連)という団体に加盟しているのが基本。同時に中販連を通じて自動車構成取引協議会(公取協)にも加盟していることが最低の条件になる。中販連は業界団体だし、公取協もしょせんは業界の自主規制団体だから、入っているだけで安心とはいえないのだが、これらの団体にも加盟していないような販売店では話にならない。

 中販連や公取協の非加盟店では中古車を買ってはいけない。中販連や公取協の加盟店で中古車を買って売買上のトラブルになったようなとき、中販連や公取協の事務局がトラブルの仲介に当たってくれるので、トラブルの解決が容易になる。これが非加盟店の場合には、中販連や公取協の指導が及ばないため、トラブルを申し出てもどうにもならない。
 しかも中販連や公取協に加盟していないような販売店ほど悪質な販売店が多く、ユーザーとの間で多くのトラブルを起こしている。ユーザーはそんな悪質な販売店を相手に自分で渡り合わなければならなくなる。こんな店で買ってはいけないのが良く分かるだろう。

 このほか、販売店に併設して整備工場を持っている店なら比較的安心度が高いといえる。店構えがしっかりしていてある程度の規模の店なら、多くのユーザーに信頼されて発展してきたとの見方もできる。セールスマンの身なりが正しく応対もしっかりしている店なら、平均して安心できる。これらの要素をいろいろと考えて判断してみたい。

 最後に決定的なのは、地元の近くで評判の良い販売店を選ぶことだ。優良な販売店ほど地域密着型の着実な販売を心がけているもの。わざわざ遠方まで出かけて中古車を買うのではなく、地元で評判の良い店を中心に選ぶのが良い。地元の店なら小規模の店であっても親身の対応をしてくれるなど、いろいろな面でメリットがあるはずだ。
 そうでなくても中古車は、買った後でアフターサービスを受ける必要がある。
そのためにも近くにある地元の販売店で買うのが良いのだ。

●次回へ続く・・・