"小粒でピリリ" の "A200ターボ" が追加される
今年(2005年)2月に2代目モデルに切り替わったメルセデス・ベンツAクラスに新しいモデルが追加された。直列4気筒2.0Lエンジンを搭載するA200にターボを追加したA200ターボ・アバンギャルドがそれだ。
精悍にモディファイリングされたエクステリア
このモデルは外観デザインも標準車と差別化されて、力強い躍動感が個性を際立たせている。スポーティなシルバーフのロントグリルやクリアレンズに覆われた精緻なプロジェクターヘッドライトによる精悍なフロントマスク。力強いフォルムをより低く精悍に見せるスポーツサスペンションと17インチの7スポークアルミホイールなどがそれだ。
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インテリアだってスポーティ
インテリアもスポーツシートを始め、アルミを使ったセンターコンソールやドアトリム、シルバーのパネルを使ったクロームのリング付きのメーターや本革巻きのシフトノブなどが採用され、スポーティ個性を表現する。
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Aクラスを元気にさせるターボエンジン搭載
メルセデス・ベンツはここしばらく、ターボよりもスーパーチャージャーのほうが低速域からトルクが盛り上がって滑らかで力強いとして、Cクラスなどにスーパーチャージャー仕様のエンジンを搭載していた。それが今回のAクラスではターボになったのは、コンパクトなエンジンルームに収めるにはターボのほうが都合がよかったためという。
ただ、このターボはいわゆるどっかんターボではなく、低速域から滑らかにトルクが盛り上がるスーパーチャージャーにも似た味付けのターボ。アクセルを踏み込んだときでも滑らかな加速が得られる。というか、スーパーチャージャーというより自然吸気エンジンに近いフィールだ。
この滑らかな加速フィールにはCVTも貢献している。Aクラスは全車にCVTが組み合わされているが、それはこのターボアバンギャルドでも変わらない。
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走りを意識した本格的なタイア&足回り
17インチタイヤと硬めの味付けが施されたスポーツサスペンションによって、A200ターボ・アバンギャルドの走りはとても操縦安定性に優れたものとなっている。いかにもドイツ車らしい硬めの乗り味はとても好ましい印象を与えるものだ。
代表グレード
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A200ターボ
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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3850×1765×1585mm
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車両重量[kg]
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1370kg
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総排気量[cc]
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2034cc
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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193ps(141.95kw)/4850rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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28.6kg・m(280.47N・m)/1800rpm
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ミッション
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CVT
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10・15モード燃焼[km/l]
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11.4km/l
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定員[人]
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5人
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税込価格[万円]
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346.5万円
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発売日
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2005/11
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レポート
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松下 宏
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写真
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佐藤 靖彦
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