アルファすらもディーゼル車をラインナップし続けているし、さらにその昔は代替燃料としてLPGにも注目していたメーカーだ。

カバーがかかっていることもあり、ガソリン車と見た目は変わらない。というか、ガソリンエンジン風にカバーがわざわざ作ってある。

ガソリン車ととくに変わったところはないインパネまわり。

回転は鋭いが、レッドゾーンはなんと4500rpmとかなり低い。しかも低速のトルクが薄い感じがして、フィーリングは独特だ。

アルファロメオらしい鋭い吹け上がり

アルファGTのディーゼル搭載グレードである1.9JTDに乗ると、さすがにアルファだなという印象を受ける。回転上限こそ4500rpmに抑えられていて、これを見る限りはディーゼル車であることを認識させられるが、そこに至るまでの回転の上昇のしかたはディーゼル車とは思えないもので、ひゅんひゅんと軽く回っていく。
タコメーターの針を見ていると、ディーゼルではなくガソリン車に乗っているのではないという錯覚を覚えるほどだ。
それと同時にディーゼル車のがさつな面も残っているのことも、アルファらしいといえばアルファらしいところ。ひと世代前のコモンレール式を採用しているからか、騒音レベルはかなり高めだし、振動も相当にある。150馬力/31.1kg-mの動力性能に不満はないが、騒音・振動はもう少し抑えてほしいと思った。

代表グレード
1.9JTD
車両総重量[kg]
1885
エンジン種類
直列4気筒DOHC16バルブ・インタークーラー付きターボ
総排気量[cc]
1910
最高出力[ps(kw)/rpm]
150(110)/4000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
31.1(305N・m)/2000rpm
燃料噴射装置
ボッシュ製第2世代コモンレールシステム
噴射圧力[bar]
1600
対象排気ガス規制
EURO3
二酸化炭素排出量[g/km]
176

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