スタイル的にはフロントも含めて、ガソリン車と変わるところない。唯一、バッヂにディーゼルを表わす"D"が付いているぐらい。

トヨタのヤリス(日本名:ヴィッツ)と同じエンジンを搭載している。つまりトヨタから供給されているユニットだ。

インテリアに関しても、特別な部分はなく、ミニらしいかわいい雰囲気はそのまま。

タコメーターはもちろんガソリン車と異なり、レッドゾーンは5000rpmからとなっている。

ミニのキャラクターに合った味付け

日本では、6速MTを搭載したミニのディーゼル車にどれだけ需要があるか分からないが、ヨーロッパではミニワンDの販売比率もけっこう高いという。
搭載エンジンは第二世代のコモンレールを装着した1.4リッターのSOHC+インタークーラー付きターボで、55kW/180N・mの実力。パワーは馬力表示でも75馬力ほどだから大したことはないが、18.4kg-mのトルクは1.8リッターから2.0リッター級のもの。
このため、ローギアで走り出したときにはちょっと重い感じを受けるが、シフトアップしていくに連れて軽快感が高まり、ミニのイメージを損なわない走りを見せる。十分なトルクによって加速が良く伸びるのだ。
アイドリング中の騒音・振動はガソリンエンジンに比べるとやや大きいし、車外騒音が大きいのも課題となるが、排気量の小さなクルマでもディーゼル車が十分に成立するのが分かった。

代表グレード
One D
車両総重量[kg]
1530
エンジン種類
直列4気筒SOHC8バルブ・インタークーラー付きターボ
総排気量[cc]
1364
最高出力[ps(kw)/rpm]
75ps(55kw)/4000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
18.4kg-m(180N・m)/2000rpm
燃料噴射装置
ボッシュ製第2世代コモンレールシステム
噴射圧力[bar]
1600
対象排気ガス規制
EURO3
二酸化炭素排出量[g/km]
127
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