6月13日、アウディハンガリアモーターKft.のギュアー工場において、2代目アウディTT クーペの生産が開始された。TT クーペは、9月から市場に順次投入される予定。
TTの生産に対する投資は、総額で2億3,000万ユーロに上り、このうち約2,000万ユーロはギュアー工場に設置された新しいアッセンブリー設備にあてられたとのこと。
アウディTTは、インゴルシュタットのアウディAG本社工場でボディ製造とペイントが施されたのち、ギュアーの35,000 �にも及ぶ敷地で組み立てられるという。来年初めには、組み立て工程は3交代シフトに移行する予定。
また、ギュアー工場でTTの組み立てに従事する従業員は約800名とのこと。生産能力は先代モデルのときよりも増強し、今年末までにギュアーで組み立てられるTTクーペは2万台となる見込み。
新型TT クーペは、147kw(200ps)を出力する2.0リッター4気筒エンジン搭載のTT 2.0TFSI と、184kW(250ps)の3.2リッターV型6気筒エンジン搭載のTT3.2クワトロの2モデル。軽量デザインのアウディスペースフレーム(ASF)と、アクティブダンパーシステムであるアウディマグネティックライドが採用されている。
また、TT ロードスターの2代目は、2007年初めにデビューする予定。