2006-06-10 ペーパードライバーにおすすめの厳選中古車 イベント インプレッション モーターショー 国産車 新型 新車 自動車ニュース 試乗レポート 輸入車 クルマのサイズを示す「全長×全幅×全高」とは、読んで字のごとくクルマの「長さ」、「幅」、「高さ」のこと。当然ながら、短い方がより運転しやすい。クルマのナンバーは、ボディの大きさとエンジン排気量によって5ナンバー(例:品川5××)と3ナンバー(例:品川3××)に分けられるが、運転しやすいのは圧倒的に「全長4700mm以下、全幅1700mm以下、全高2000mm以下」の5ナンバーの方。その5ナンバー車の中でもおすすめなのが、必要充分の室内空間、積載能力、動力性能を持つ「コンパクトカー」なのだ。 トヨタが誇る大ベストセラー・コンパクトカー。ボディサイズからは想像がつかないほど広々とした室内、優れた省燃費性が魅力。写真は現行モデルだが、初代モデルはさらに安めの中古車相場に収まる。 全長×全幅×全高(mm) 3750×1695×1520〜1540 最小回転半径(m) 4.4〜4.7 ニッサン マーチ('02/02〜) ホンダ フィット('01/06〜) ▲このページのトップに戻る ドライバーの着座位置が高いクルマは、それに応じて目線も高くなる。それによって見晴らしが良くなるので、心理的にはラクな気持ちで運転できるし、クルマの左右の角がどの辺にあるかが感覚的につかみやすいので、曲がる時も安心。そんな「目線の高い」クルマの代表格が、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)と呼ばれるクルマたちだ。SUVは、基本的にはオフロードでも走れるように車高を高くしてあるので、自然と目線の位置が高くなる。最近のSUVはオンロード性能を高めているので普段使いにも最適だ。 ニッサンのシティ派SUVであるエクストレイル。アウトドア好きの若者向けというイメージが強いが、オン/オフを問わない走行性能と使い勝手の良さは誰にとっても魅力的。 全長×全幅×全高(mm) 4455×1765×1675 最小回転半径(m) 5.3 トヨタ RAV4 ('00/05〜'05/10) ダイハツ テリオス('97/04〜'06/01) ▲このページのトップに戻る 住宅街の狭い路地をスイスイと抜けたり、スムーズに車庫入れするには、クルマの「取り回し」が大事。取り回しの良さを知るには、クルマの「最小回転半径」を調べればわかる。これはハンドルをめいっぱい切って旋回した時にクルマが描く円の半径を示し、数字が小さければ小さいほど小回りがきくという意味。普通乗用車の場合はほとんどの場合5m台だが、それを大きく上(下?)まわる最小回転半径4m台をマークするのが軽自動車。ボディの小ささもさることながら、小回り性能で軽自動車の右に出るものはいない! 事実上、「日本一売れているクルマ」といえる大ベストセラー・軽自動車。小回りがきいて運転しやすく、背が高い分、室内空間や積載性も充分確保されたママの強い味方だ。 全長×全幅×全高(mm) 3395×1475×1645 最小回転半径(m) 4.1 ダイハツ ムーヴ('02/10〜) ホンダ ライフ('03/09〜) ▲このページのトップに戻る 中古車を買う醍醐味のひとつは「価格が安い」こと。それは、新車ではなかなか手が届かない高級輸入車であっても同じことがいえる。なぜなら、中古車の販売価格は年式や走行距離、個体のコンディション、そして何より場当たり的な人気によって大きく左右されるからだ。そのため、メルセデス・ベンツやBMWのような名だたる高級ブランドのクルマでも、きちんと狙いを定めれば「まだまだ現役バリバリで走れるのに価格的にはお買い得!」というクルマを見つけだすことも可能なのである。 メルセデス・ベンツのミドルクラスを担うCクラス。その初代モデルである通称W202型は、高い完成度を誇るにも関わらず、安ければ100万円以下の中古車も多く存在する。 新車時価格 390〜620万円 エンジン排気量 2L、2.2L、2.3L、2.4L、2.5L、2.8L メルセデス・ベンツ Eクラス ('95/10〜'02/06) BMW 3シリーズ('91/09〜'98/09) ▲このページのトップに戻る せっかくクルマを買うのであれば、快適性や実用性を度外視して、思い切って夢のスポーツカーを手に入れるのもアリだ。中古車の中には手頃な価格で、スポーツカーならではの走る爽快感や運転することの楽しさを感じさせてくれるクルマが多数存在する。低い目線や車幅感覚のつかみにくさなど、運転にはそれなりのコツが必要となる場合もあるが、「慣れてしまえばどうってことない」と思えることも実は多い。クルマの乗車定員やトランクの積載能力などが、使用する環境や用途に合えば、ぜひ選択肢の中に入れたい。 かつて一世を風靡したオープン・2シーター。「人馬一体」と表現されるドライブフィーリングは、運転することの楽しさを目覚めさせてくれる。破格の中古車価格も魅力的だ。 新車時価格 170〜300万円 エンジン排気量 1.6L、1.8L ホンダ インテグラタイプR ('95/09〜'00/12) ニッサン フェアレディZ ('89/07〜'00/08) ▲このページのトップに戻る 生産時期の旧いクルマ、いわゆる「旧車」と呼ばれるクルマの中には、意外とつい最近まで継続生産されていた車種もある。'60〜'70年代に生産されたモデルなどは、さすがに維持するためにある程度の覚悟は必要だし、ビンテージ物であるがゆえに価格は逆に高くなっていることがほとんど。だが、同じクルマでも'90年代以降に生産されたモデルならば、時代に合わせた改良が施されていて、故障に悩まされるというケースもぐんと減る。クラシックなイメージをそのまま残した「高年式な旧車」は、とても魅力的な存在なのである。 キュートなルックスから根強いファンを持つミニ。'89〜'97年のいわゆるローバー・ミニは、クラシックな見た目はそのままに、現代的な仕様となっているので扱いやすさは良好。 新車時価格 139〜213万円 エンジン排気量 1L、1.3L フォルクスワーゲン タイプI (=ビートル・'38〜'03/07) フィアット パンダ ('79/11〜'99/12) ▲このページのトップに戻る < 前のページ [ 1] [ 2] [ 3] 次のページ >