BMWと、石油会社のTOTALは、今後密接に協力し自動車のエネルギー源として水素を推進していくことに合意。両社は、TOTALが2007年末までにヨーロッパで3ヶ所の水素給油所の営業を開始し、BMWの水素自動車の市場導入を支援するという合意書に署名した。
両社は既に、ベルリンにおいて水素燃料の実証試験を協力して行なっている。また、ドイツ連邦政府後援のクリーンエネルギー・パートナーシップ(CEP)ベルリン・イニシアチブに参加し、2006年3月にTOTALは従来のガソリンスタンドに水素ステーションを併設して営業を開始した。このステーションはTOTALが2002年からベルリンで営業しているパイロット・ステーションの代わりとなる。
TOTALは年末までに、BME研究開発センター(FIZ)に近いミュンヘンのデトモルド通りに公共水素ステーションを開設する予定。そして、ヨーロッパで3つ目となる公共水素ステーションの設定場所は、数週間以内に決定される予定。