さぁ、いよいよサーキット試乗会の本番開始となった。天気は依然として雨。

*しつこいですが重ねてご注意!!!*
この記事はあくまでもドライビング・ド素人のコリマネがサーキット試乗会に潜入した際のリポートです。
有識者による正式な試乗記は後日公開いたします。念のため・・・

ブリーフィングも終了し、いよいよレガシィの並ぶピットへと向かう。
ピット内のテーブルの上には飲み物と軽食、そして白くてまーるい物体が。ヘルメットだ。

ピット前では「ドドドドドッ」と音を立てながら、関係者の誘導でレガシィが整列を開始している。
ずらりと並んだレガシィたち、いよいよ試乗がスタート|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
ピット内の様子|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
ピット内は飲み物や軽食も用意されていた。
改良されたパーツ類を展示|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
アピールポイントとなる改良されたパーツ類を展示。
おお、この人はあの雑誌の・・・|レガシィ シリーズ サーキット試乗会
おお、見覚えのある人も多数。

路面はへヴィウェット&視界も悪し

「こちらのヘルメットを着用してください」
用意されたヘルメットをすばやく被り・・・
は、は、入らない!頭がでかいことは自覚していたが、慌ててSサイズを取ってしまったようだ。

クルマの運転でヘルメットを被るのは5年ぶり。
被りなおしで心を落ち着かせる。
よかった、被り方とベルトの締め方はなんとか覚えていたようだ、ホッ。

しかし、あらためてコースを眺めるとへヴィウェットの状態。
視界も悪く、霞がかかっている。
国際格式のサーキット、しかも初めての走行だけに不安が募る。

レガシィ試乗車リスト

今回、スバルが用意してくださった試乗車はコチラの計18台。

ボディタイプ 号車 グレード T/M ボディカラー
B4 1 2.0GT spec.B 6MT ダイヤモンドグレー
5 2.0GT spec.B 6MT ダイヤモンドグレー
9 2.0GT spec.B 6MT ダイヤモンドグレー
17 3.0R SS-5AT ニューポートブルー
ツーリング
ワゴン
2 2.0GT SS-5AT サテンホワイト
3 2.0GT SS-5AT ニューポートブルー
6 2.0GT SS-5AT ニューポートブルー
10 2.0GT SS-5AT ニューポートブルー
13 2.0GT spec.B 6MT ダイヤモンドグレー
4 3.0R SS-5AT ブリリアントシルバー
7 3.0R SS-5AT ブリリアントシルバー
8 3.0R SS-5AT ブリリアントシルバー
12 3.0R SS-5AT オブシディアンブラック
15 3.0R SS-5AT オブシディアンブラック
16 3.0R SS-5AT オブシディアンブラック
11 2.0GT SS-5AT アーバングレー
14 2.0GT SS-5AT アーバングレー
18 2.0GT SS-5AT アーバングレー

ただし、実際にはエンジンやブレーキ他、クルマへの負荷状況を考え、クールダウンと整備点検をローテーションで行う。
したがって、実際にサーキット上を走行できる車両は常時8台程度である。
「アウトバックに関しては、クルマの性格上展示のみとなります」(スバル広報)とのことだ。

もっとも楽しみにしていたB4 3.0R spec.B 6MTは用意されていない。
・・・残念。

レガシィのウリはツーリングワゴンだし、メーカーとしても5ATに主眼を据えているだろうから当然か・・・
いやいや、こういったサーキット試乗の機会を与えていただくだけでも、非常にありがたい話であります(とゴマ擂り)。

B4と6MT車は少なし めぐり会えるだろうか!?

なんとしてもB4の6MT車に乗りたいが・・・|レガシィ シリーズ サーキット試乗会

表をご覧の通り、用意された6MT車の数自体も少ない上、B4の台数も18台中4台だけである。
サーキット上を走行するB4は、実質2.0GTの6MTが1〜2台、3.0Rの5ATが1台走るか休んでいるかどちらか、ということになる。
同じグループで走る他メディア取材チームの数は、目算で5〜6組、計20人弱ぐらい?
ツーリングワゴンの2.0GTの6MTも1台だけなので、B4どころか6MT車との遭遇率も低い。

うーむむむっ。
6MT車、特にB4に乗りたい筆者に、はたして順番は巡ってくるのだろうか。
AT車、苦手なんです。操作がわからなくなってアタフタしてしまうんですよ。

静かにスタート 初めは大岡がドライブする助手席に同乗

「ではどうぞ、お乗り下さい」
14:30を少々過ぎた頃、スバルの方の号令とともに、我々Dグループの試乗が静かにスタートした。
各メディアとも特別ガッつくこともなく、ではいいですか?とスバル関係者に目配せしながら、スムーズに各自レガシィへ乗り込む。

富士スピードウェイはコース全長4,563m、
ホームストレート長が1,475m、高低差は36mだ。

試乗は1セット3周回。
コースインからホームストレートを2回通過しピットインする。

大岡のドライブするレガシィツーリングワゴン|レガシィ シリーズ サーキット試乗会

筆者はまず、大岡編集長のドライブする助手席に乗り込むこととなった。
車両はツーリングワゴン
3.0R 5AT ブリリアントシルバー。

大岡の口数も少ない。
なにせこの天候、この路面状態、当然不安だろう。
ピットエンドからスルスルと加速しコースイン。
路面の水しぶきがすごい。
第1コーナーを過ぎるあたりまでは大岡もさすがに安全運転だが、徐々にスピードを上げていく。

大岡のドライブするレガシィと助手席でこわばる筆者|レガシィ シリーズ サーキット試乗会

「うー、ズルズルすべるぅぅ」(大岡)
ド・アンダーを連発しながらABSを利かせてハンドルをコジる。
ATはシフトダウンだけスポーツシフトを利用しているが
「シフトアップはATの自動任せでいい」(大岡)

大岡のドライブするレガシィツーリングワゴン|レガシィ シリーズ サーキット試乗会

途中、1周目のホームストレート裏でグラベルに突入するも、2周目からは落ち着いた様子で走行。他媒体の取材班のアオリに遭うこともなく、同乗している筆者も比較的安心して乗っていられた。

とはいえ、まだ完熟していない1回目の走行なので、最終コーナー前後はズルズルとイッて同乗の筆者もちょっとコワい。

あっという間に1セット3周は終了し、ピットイン。
「じゃ○×ちゃん、クルマが空いていたら、次、乗ってみる?」
えぇもちろんですとも!いよいよだ!

written by コリマネ
職業:Webディレクター兼プロデューサ

【大岡編集長のショートインプレ】

サーキットでこの天候、我々レベルでは限界走行ができるはずもなく、
正直、SI-DRIVEの違いもわかりにくかった。
ただし、この路面状態の悪さでこの加速、曲がる、止まるを体験し、
大変良い車であることは間違いないと、あらためて確認できた。
個人的には2リットルターボエンジンよりも、
NAの3リットルエンジンの素直なフィーリングの方がレガシィにふさわしく、好感が持てる。
パワーも十分。

大岡の詳しいインプレはコチラ!CHECK&TRYのコーナーで執筆!

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