試乗の前にレガシィシリーズの改良点をお勉強
まずは、広報と開発の方からレガシィシリーズの詳しい説明を受けるスケジュールだ。
*ご注意*
この記事はあくまでもドライビング・ド素人のコリマネがサーキット試乗会に潜入した際のリポートです。
有識者による正式な試乗記は後日公開いたします。念のため・・・
下記の写真は、今回の改良の目玉であるSI-DRIVEのプレゼンテーション。
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14:00 ブリーフィング開始
レガシィシリーズの歴史、目指すもの、そして今回のビッグマイナーチェンジのコンセプトを広報担当の方からプレゼンテーションしていただいた。
興味深かったのは、クルマの持つカタログ数値や限界性能の高さが商品の魅力になるとは言い切れない時代、というプレゼンテーションだ。
「時代」という表現。
それを言うならば、
時代はすでに「カタログ数値」や「限界性能」など求めていない。
なのに、このストイックさ・・・いや、違う・・・
むしろ「カタログ数値」や「限界性能」など当然で、
(競合車種や市場に対して)そんな勝負をしなくてもよくなった、その先をどうするのか?
というスバルの自信と不安が両方現われているようにも受け取れる。
今回登場した「キャラクターを変えて積極的にドライブを楽しもう」という新機能SI-DRIVEの提案は、
「ドライバーズブランドとして"ユーザーに認知されている"我々が、すでにスペックや限界性能で応えているのは当然として・・・」という前提があるのだろう。
現在、業界全体の日本市場に見る新車販売台数は芳しくない状態にある。
「自分たちは誰に対して、どう応えなければいけないか?」
スバルはそれを良く知っているメーカーだ。
特定セグメントでの競合との差別化ではなく、ドライビングそのものを積極的に楽しむことをユーザーに知っていただかないと、市場の拡大は見えない。
だからこそ、ユーザーやメディアに対する情報提供、コミュニケーションに大変熱心なメーカーでもある。
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燃費の向上を猛烈アピール!
逆に特定のユーザー層に特化したブランドを持つだけに、ユーザーやメディアとの対話や距離が近くないと、スバルの生命線であるドライバーズブランドであるというイメージが希薄になる。
そうなれば、どの業界でも淘汰の進むこの時代、メーカーの存在意義そのものが危ぶまれる可能性もあるわけだ。
それは、燃費性能に関するプレゼンテーションの熱心さにも現れている。
環境への配慮は自動車メーカーとしては当然のことだが、昨今のガソリン高騰を考えれば、良くないと思われがちな「スバル車の燃費に対するイメージ」を払拭することは急務だろう。
プレゼンテーションのスライドショーの中で、燃費の向上に関するスライドがもっとも多かった。
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筆者がインプレッサ STI Ver.IVに乗っていたころの燃費は、街乗り7〜8km/L程度。運転がヘタっぴなくせに、ちょっとヤンチャな走行をすると6km/L代といったところ。
スポーツエンジンでありながら、積極的にエンジン回転を楽しんでも9〜10km/Lを保つことができたホンダのDOHC VTEC(どの排気量でも)とは比べ物にならないが、スバル車はまぁこんなものと割り切って乗っていた。
しかし、とある雑誌の有識者の寄稿に、そもそも水平対抗エンジン自体の燃費が悪い訳ではなく、水平対抗というエンジン自体稀少ゆえ、エンジン内の燃焼観測データ、研究例の少なさによるものだ、という記述を見たことがある。
筆者は技術知識がないため、真偽のほどは定かではない。
今では「悪くても仕方がない」で許されないご時世、訴求されている燃費向上が、一般ユーザーの街乗り実走行でも体験できることを祈りたい。
( 次ページへつづく )
written by
コリマネ
職業:Webディレクター兼プロデューサ
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