注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:キャデラック DTS
自動車ユーザーへのアンケート調査や新車・中古車・買取価格の相場など、自動車市場を中心としたインターネットリサーチとリアルリサーチを活用し、調査報告を行う研究機関である。
【リセールバリュー】クルマを再び売る(リセール)時の価値(バリュー)のこと。新車で買ったクルマが3年後にどの程度の価値を持っているのかを数値化したもので、数値が高いほど次の乗換えまで価値の下落が少ない。クルマ選びの指標の1つ。

キャデラック DTSの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車流通研究所)

キャデラックは6月17日より新型となる『DTS』を発売する。

このキャデラックDTSはドゥビルの後継モデルにあたる最上級セダンで、全長5.3m×全幅1.905m×全高1.48mの大型セダン。DTSの発売で、セビルやドゥビルといった車名がなくなりSTS・SRXといったアルファベットを用いた車名に変わる。(三井物産で輸入するエスカレードなど一部別ルートのものはあるが…)

大柄なボディとしては珍しく居住空間の確保が容易なFF(フロントエンジン・フロントドライブ)を採用し、室内は相当広いはず。

グレードは4.6Lのワングレードで価格は税込み840万円と、ライバル車たちよりはややリーズナブルに設定されている。
本革シートなど、高級車に必要な装備を備え、ライバルよりも低めに抑えられた価格設定により設定上は高級セダン市場ではライバルよりも優れているといえそうだ。

しかし、これだけのクラスでFFというのは珍しいパッケージで、実際のドライブフィールはライバルとは相当異なりそうだ。

今回のクルマ
Specifications
グレード
DTS 4.6L
ボディサイズ
5,300×1,905×1,480mm
総排気量
4,564cc
最高出力
295ps(217kw)/6,200rpm
最大トルク
41.5kg-m(390N・m)/4,500rpm
定員
5人
発売日
2006年6月17日
車両本体価格
\8,400,000

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リセールバリュー診断

DTSのリセールランクはCランク。
標準的なリセールバリューといえるが、これは生産台数が少ないということも影響しているようだ。
一般的にこのクラスはメルセデス・ベンツSクラスやBMW7シリーズを代表に、殆どがFRのレイアウトを採用。セルシオやレクサスもFR。FFとFRそれぞれにメリット・デメリットがあるが、これだけ大きなボディを採用する車種としては、FFのメリットは少なく、FRのメリットを活かせないはパッケージ的には疑問が残るところ。
そして、「キャデラック」というワルっぽいイメージも最近では薄れつつあり、キャデラックのセールスポイントも薄まってしまっているように思える。
いずれにしても数が少ないクルマなので、リセールバリューが急激に崩れることはなさそうだ。そういった意味ではオススメできるクルマといえる。

車両本体価格
\8,400,000
登録など諸費用
\400,000
値引き
\-0
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
43〜46%
約 \ 4,536,000

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