マツダは、5月18日午前11時より、美祢自動車試験場(山口県美祢市)にて、同試験場の開所式を実施した。

 開所式には、山口県の錦屋滋ニ副知事、美祢市の小竹伸夫市長ら県と市の関係者が出席したほか、マツダからは井巻久一代表取締役社長兼CEOほか関係役員が出席し、安全祈願祭とテープカットを行い、新しい試験場の門出を祝った。

 開所式に出席したマツダの井巻久一代表取締役社長兼CEOは、「美祢自動車試験場はマツダ モメンタムの主要施策である『研究開発の強化』を推進していく上で、三次自動車試験場に次ぐ常設自動車試験場として、極めて重要な役割を持っている。さらには、マツダにとって防府向上に次ぐ山口県内2つめの事業所として開所式を行なえたことを大変嬉しく思っており、今後も、2つの事業所を通じて山口県のさらなる発展に貢献していきたい」と挨拶したとのこと。

 マツダは、山口県防府氏に2つの車両組立工場と1つの変速機組立工場からなる防府工場を有している。同工場の製造品出荷額は、防府市の全出荷額の約71%、山口県全体では約13%を占める基幹工場となっている。今回、同試験場を開設したことで、マツダにとって山口県はさらに重要性を増すこととなる。

美祢自動車試験場の概要

所在地
山口県美祢市西厚保町字長尾1173-1
敷地総面積
601,683平方メートル
総床面積
6,128.91平方メートル(事務所他、地上工作物一切)
試験路
周回路(3.3km)、コントロールタワー、汎用試験路等