クライスラー 新型車 ジープ・コマンダー を発売!

7人乗り3列シートを実現

 ダイムラー・クライスラー日本は、新型車「ジープ・コマンダー」を2006年5月13日より全国のクライスラー・ジープ正規販売店を通じ発売開始した。

 ジープブランドのフラッグシップモデルとして開発されたジープ・コマンダーは、ジープのデザインを踏襲しつつ、7人乗り3列シートを実現したジープブランド初のモデル。3列シートながらも、全長・全幅はグランドチェロキーよりもそれぞれわずか35mm、20mm延長、ホイールベースは2,781mmと維持することで、グランドチェロキーと変わらない操縦性とオフロード性能を備えている。

 エクステリアには、アップライトなウィンドシールド、リアガラスや直立したボディサイドパネルなど、正統派ジープのスタイリングを採用。フロントにはジープのロゴが配されたクロームの7本の縦型スロットグリル、特徴的な縦に並んだ丸型ヘッドライトは底部がクロスするようなデザインで、精緻な印象のリフレクタを備えている。フェンダー、ヘッドライトやテールランプには六角ボルトのアクセントが配され、メカニカルな外観に仕上がっている。

 インテリアは、スタジアムのシートのように、それぞれ前列よりも高い位置にあり、2列目と3列目の乗員の頭上に十分なヘッドルームが確保された。新デザインのインストルメントパネルの上部には4箇所のエアコン吹き出し口、16個の六角ボルトが備わり、コマンダーの機械的でがっちりとした雰囲気が際立っている。また、2DINサイズのHDDナビを標準装備し、ステアリングに取り付けられたスイッチにより音量や選曲も行え、多彩なメディアの再生に対応している。

 エンジンは4.7リッターと5.7リッターの2種類が用意されている。4.7リッターV型8気筒SOHCエンジンは、最高出力170kW(231ps)、最大トルク410N・m(41.8kg-m)を発揮。この4.7リッターエンジンはリミテッド4.7に搭載される。また、5.7リッターV型8気筒HEMIエンジンは、最高出力240kW(326ps)、最大トルク500N・m(51.0kg-m)を生み出し、約20%まで燃費向上を可能とする可変シリンダーシステム(MDS)が採用されているだけでなく、最大トルクの90%が2,400〜5,100rpmの間で発生し、オフロード走行および市街地や高速時でも優れたパフォーマンスを発揮する。両モデル共通の5速オートマチックトランスミッションはドライバーがマニュアル感覚の操作を行える電子制御式レンジ セレクト(ERS)を装備。

 安全性能は、ABS、BTCS(ブレーキトラクションコントロールシステム)、ERM(エレクトロニック・ロールオーバー・ミティゲーション)付きESP(エレクトロニック スタビリティ プログラム)を標準装備。このほか、サイドカーテンエアバッグ、フォースリミッター プリテンショナー フロントシートベルト等も標準装備され、乗員の保護性能も高められている。

 新型車 ジープ・コマンダーには、従来の新車登録時から3年間または6万kmの車両保証と「24h FOR YOU」アシスタンスサービス(新車登録時より3年間。走行距離無制限)に加え、Chrysler & Jeep「メンテナンス フォー ユー」のベースパッケージが無料で全車に標準適用される。このパッケージは、新車登録日から3年間に亘る契約期間中に走行距離無制限で、法令で定められた12ヶ月、24ヶ月目の法定定期点検の実施、また、エンジンオイル、オイルフィルター交換を規定の回数行うという。

 価格は、ジープ・コマンダーリミテッド4.7が599万5,500円、ジープ・コマンダーリミテッド5.7HEMIが673万500円。

 ダイムラー・クライスラー日本では、新型車「ジープ・コマンダー」の発売を記念して、週末モニターキャンペーン(3日間)を実施。2006年5月11日より募集を開始している。

代表グレード
リミテッド4.7
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,795mm×1,900mm×1,830mm
車両重量[kg]
2,310kg
総排気量[cc]
4,700cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
231ps(170kw)/4,500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
41.8kg-m(410N・m)/3,600rpm
ミッション
電子制御式5速オートマチック(電子制御式レンジセレクト付)
10・15モード燃焼[km/l]
5.6km/l
定員[人]
7人
税込価格[万円]
599万5,500円
発売日
06/05/13
写真
ダイムラー・クライスラー日本