F1パイロット「フェルナンド・アロンソ」と並ぶのはなんとスペイン国王!

母国スペインで嬉しい優勝!

 いやあ、凄かったですね、5/14日のスペイングランプリ。ルノー・アロンソの走りはパーフェクト! 母国のサーキットでしっかり結果を残す、完璧なレース展開でした。
 しっかしなぜかテレビのF1中継では「頑張れフェラーリ!負けるなシューマッハ」という論調。なんだか「?」マークですね。日本人って、判官びいきなんでしょうかね。それとも皆、フェラーリが好きなだけ?

 さて、F1のレース結果についての詳しいことは下のリンク先【TATSUJIN Re-Mix「ガリバー自動車流通研究所」】に任せるとして。実はワタクシがもっと気になったのはレース前のアロンソ。いや、アロンソがパレードランに使った「ルノーメガーヌ」です!
 そう、TOPの写真でアロンソとスペイン国王(!)がポーズを取る写真、この後ろにいるクルマですね。なんとコレ、日本では未導入のマイナーチェンジモデルではないですか!

TATSUJIN Re-Mix「ガリバー自動車流通研究所」

お!メガーヌのマイチェンモデルだ!

 写真から見るにコレ、メガーヌの最速スポーツグレード「RS」(ルノースポール)のようです。
 マイチェン前は直線基調の「パキっ」とした凛々しいフロントフェイスだったのが、新型は曲面と直線が融合され、なかなかオトコマエに生まれ変わっています。うーん気になる!

 まだまだマイナーな日本でのルノー。売れているモデルといえばハイトワゴンのカングーに代表されるファミリー向けモデルが中心です。もちろんそちらも魅力的なのだけど、F1での快進撃を追い風にして今年はぜひスポーツモデルの展開も期待したいところ。どうやら新型ルーテシアにも年内にはスポーツモデル「RS」が追加されるようだし、このメガーヌRS導入にも期待大!
 定番のドイツ車もいいけれど、やっぱりヒトとは違う輸入車に乗りたいなあ・・・そんなこだわり派の走り屋ユーザーにとっては、今年のルノーはまさに「旬」。こりゃ要チェックのブランドですよ。

ファンサービス中のフェルナンド・アロンソ駆るルノー新型メガーヌRS
ファンサービス中(?)のフェルナンド・アロンソ駆るルノー新型メガーヌRS。助手席に乗るのはなんとスペイン国王!
真っ青に染まるスペイン・バルセロナサーキットとルノーR26
真っ青に染まるスペイン・バルセロナサーキットとルノーR26のフェルナンド・アロンソ!
ルノーメガーヌRSトロフィー(マイナーチェンジ前)
参考:こちらがマイナーチェンジ前のルノーメガーヌRSトロフィー。こっちはこっちでカッコいいなあ〜
ちなみに世界限定500台。日本には正規でわずか20台のみが輸入され、即完売だったそうな。

フェルナンド・アロンソのコメント

 今日のレースでは、いろいろな感情が湧き上がってきた。決勝レースの朝、国王と一緒にメガーヌでサーキットを周った時、決勝レースの1周目でルノーのペースが速いとわかった時、ピットストップ後ミハエルが自分の後ろでピットアウトし、スタンドの観客が飛び上がって声援してくれた時、そしてラストラップ中も。フィニッシュした後、1周サーキットを周った時は、応援してくれたサポーターの皆が作り出すなんともいえない雰囲気に浸っていたよ。一生忘れないだろう。R26は、完璧だった。一度だけ僅かにバランス調整をしただけで、レース中ずっとプッシュし続けることが出来た。スタートでは、フィジケラが僕よりいいスタートを切ったけど、その後はパーフェクトだった。レースでは、フェラーリの方が速いと思ってたけど、ルノーとミシュランの性能を最大限引き出すことが出来たようだ。スペインで勝つことが出来て、チームのみんなに感謝している。もうひとつの僕の夢が実現したんだからね。

写真/取材協力
ルノージャポン
達人プロフィール: 徳田 透
職業:町のクルマ好き
1歳の誕生日、母に抱えられ出かけて以来、一度も欠かさず東京モーターショーに通い、『自動車ガイドブック』を絵本代わりに育つ。クルマ以外にも鉄道・バスといった陸を走る乗り物ならみんな大好き。単なる「マニア」とも言う。