ブリヂストン、タイヤ空気圧モニタリングシステムを限定発売!
 ブリヂストンは、中小型から大型トラック・バス用タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)を、6月20日より限定販売を開始する。

 ブリヂストンは、輸送ビジネスにおける課題解決に向けて、安全・コスト・環境対応などの側面から様々な提案をする「タイヤソリューション」活動を推進している。

 TPMSは、タイヤソリューション活動をさらにレベルアップさせるための道具として開発されたもので、安全性・経済性などに代表されるタイヤの性能に大きく影響する空気圧管理業務の精度と作業性の向上を図ることを目指しているとのこと。
 また、タイヤの日常管理を正確かつ効率的に行なうことをサポートする商品としても有効であると考えられ、今回の限定販売につながったという。
ブリヂストン、タイヤ空気圧モニタリングシステムを限定発売!

 TPMSは、タイヤとホイールを組み付ける際に専用バンドでホイールに固定するセンサーと、このセンサーが発信する電波信号を受信するハンドリーダーで構成されていて、ハンドリーダーをタイヤへ近づけることにより非接触で空気圧と内部温度を測定することができる。車両保有台数が多い人でも車両の各輪(タイヤ・ホイールの組み付け部分)にセンサーが装着されていれば、ハンドリーダーは1基で対応可能。

センサー
【センサー】
内部に組み込まれた圧力センサー、温度センサーが感知した値を電波で送信。ハンドリーダーで確認時のみ作動する仕組みで、通常時は電波を出さない。タイヤ・ホイールを交換してもセンサーは継続使用可能。
センサー取り付けバンド
【センサー取り付けバンド】
タイヤとホイールを組み付ける際に、このバンドでセンサーをホイールに固定する。
ハンドリーダー
【ハンドリーダー】
センサー取り付け位置にあたるタイヤサイド部にアンテナ部分を近づけ、本体のボタン操作で空気圧測定・内部温度測定が可能。温度補正機能もあり、タイヤ温度が高温であっても20℃換算の空気圧を確認することができ、より精度の高い空気圧管理が可能。データ記憶機能もあり。

 また、将来的には、運転席で常時空気圧を監視できるタイプや、車両出庫時にゲートを通過することで空気圧測定が可能となるタイプなど、発展型の開発も進めていくという。

センサー仕様

測定圧力範囲
0〜1170kPa
測定精度
±30kPa
測定温度範囲
-40〜+125℃
重量(単体)
30g
精度確認作業
通常のエアゲージと同様に年1回のマスターゲージを用いた精度確認が必要