より幅広い層がターゲット
ダイハツから出た新型車「COO(クー)」。軽自動車メーカーの印象が強いダイハツだが、こちらは1300ccと1500cc2種類のエンジンを持つれっきとした小型乗用車だ。郷ひろみのCM(覚えてる?)でデビューした「YRV」の実質的後継車だが、見た目からすぐわかるように「トヨタ bB」のダイハツ版と言ったほうが理解しやすいだろう。ただbBが若者ユーザーをターゲットに「妖しくイカツい」線を狙ったのに対し、こちらダイハツ版COOのほうがシンプルなスタイルを持ち、より幅広い層に向けて造られたクルマであることが見てとれる。ダイハツの説明では、軽から移行するファミリー層やヤングミセスユーザーを特に意識しているという。
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篠原涼子が「大胆」に変身!?
COOをより印象付けるCMキャラクターは、女優として活躍目覚しい篠原涼子サン。同姓にもウケの良いヤングミセスの彼女は、なるほどCOOにぴったりな設定だ。TVCMでは「大胆」をキーワードに、ドキっとさせられる大人っぽい彼女の新たな一面を観ることが出来るからぜひ注目して欲しい!
ちなみに、COOの印象的なネーミングは「COOL」(クール・カッコイイの意)から由来し、広さを連想させる「空間」「天空」等にもつながる「COO」になったのだとか。思わず「COOL!」と叫びたくなるTVCMを見るにつけ、相変わらずダイハツのキャラ設定はウマイなあ!と感心してしまう・・・
ちなみに、COOの印象的なネーミングは「COOL」(クール・カッコイイの意)から由来し、広さを連想させる「空間」「天空」等にもつながる「COO」になったのだとか。思わず「COOL!」と叫びたくなるTVCMを見るにつけ、相変わらずダイハツのキャラ設定はウマイなあ!と感心してしまう・・・
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軽のパッケージング手法を小型車で
COOはコンパクトで扱いやすい全長・全幅ながら、背を高く四角いキャビンを持たせることで広い室内空間を確保している。この「トールワゴン」スタイル、「ダイハツ ムーヴ」「スズキ ワゴンR」を初めとして軽自動車の世界ではもはや当たり前のボディ形状だ。ダイハツがCOOで「ムーヴ」から他社小型車へ移行してしまうユーザーをフォローしたいと希望しているということが、パッケージングの成り立ちからも理解できるだろう。
bB、COOともに、設計・開発はダイハツ・トヨタ共同。製造もダイハツの大阪・池田工場で行われている。生産目標は月1000台と控えめだ。それに対し、bBの生産目標は5000台(2005年12月発表時)。グループ企業で手を組むことで一定以上の生産量を確保し、量産効果を高めることで収益性もさらにあげようという狙いがある。
bB、COOともに、設計・開発はダイハツ・トヨタ共同。製造もダイハツの大阪・池田工場で行われている。生産目標は月1000台と控えめだ。それに対し、bBの生産目標は5000台(2005年12月発表時)。グループ企業で手を組むことで一定以上の生産量を確保し、量産効果を高めることで収益性もさらにあげようという狙いがある。
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COO(クー)、オススメグレードはコレだ
グレード構成はFFモデルで下から1.3リッターのCS、CL、1.5リッターのCX、CX-Limitedとなる。いっぽう4WDは1.3リッターのみの設定で、CL、CX、CX-Limitedの3タイプだ。価格は136.5万円(FF・CS)から187.32万円(4WD・CX-Limited)まで。
CXはFFの場合1.5リッターになるほか、スピーカーやカップホルダー、ドアトリムのイルミネーションがブルーの光でドレスアップされるのが特長だ。CX-Limitedはこれに加えディスチャージランプ、フォグ、エアロなどがつくスタイリッシュバージョンとなる。ベース車CXに比べ約10万円高となる。
ライバルはやはりトヨタ bB。その他に「日産 キューブ」「ホンダ モビリオスパイク」などがあげられる。中でもやはりbBは気になるところだろう。端的に言って、bBに比べ、良い意味で「普通」なのがCOOの特長だ。そう考えると、シンプルかつ必要十分な装備が揃う1.3CLをオススメしたい。
よりCOOLな外観とインテリアが欲しければ、CX-Limitedがいい。人気の高いエアロもつくことから、CXに比べリセールバリューも高いだろう。ただしその場合はbBとも比較検討したいところだ。
CXはFFの場合1.5リッターになるほか、スピーカーやカップホルダー、ドアトリムのイルミネーションがブルーの光でドレスアップされるのが特長だ。CX-Limitedはこれに加えディスチャージランプ、フォグ、エアロなどがつくスタイリッシュバージョンとなる。ベース車CXに比べ約10万円高となる。
ライバルはやはりトヨタ bB。その他に「日産 キューブ」「ホンダ モビリオスパイク」などがあげられる。中でもやはりbBは気になるところだろう。端的に言って、bBに比べ、良い意味で「普通」なのがCOOの特長だ。そう考えると、シンプルかつ必要十分な装備が揃う1.3CLをオススメしたい。
よりCOOLな外観とインテリアが欲しければ、CX-Limitedがいい。人気の高いエアロもつくことから、CXに比べリセールバリューも高いだろう。ただしその場合はbBとも比較検討したいところだ。
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【ダイハツ クー(COO) 試乗記】bBよりも幅広いターゲットのシンプル&洗練度
【新車情報】 (2006.06.02)
軽自動車から移行するファミリー層やヤングミセスユーザーを意識したクルマ造り >> 記事全文を読む |
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ダイハツ 新型「COO(クー)」登場!!
【新車情報】 (2006.05.08)
ダイハツは、新型小型乗用車「COO(クー)」を5月8日より全国一斉に発売開始した。 >> 記事全文を読む |
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代表グレード
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1.3CL
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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3,800×1,690×1,635mm
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車両重量[kg]
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1,060kg
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総排気量[cc]
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1297cc
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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92ps(68kw)/6,000rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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12.5kg-m(123N・m)/4,400rpm
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ミッション
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電子制御式4速AT
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10・15モード燃焼[km/l]
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16.4km/l
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定員[人]
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5人
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税込価格[万円]
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144.9万円
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発売日
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2006年5月8日
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レポート
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徳田 透(CORISM編集部)
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写真
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ウィズ・フォト
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取材協力
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ダイハツ工業
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