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S60はスタイリッシュなボディを持つ手頃なサイズのファミリーセダンで、AWDは雪道にも強い安心の走りが特徴。安全装備や安全のための仕様なども充実しており、ボルボらしいクルマ作りは徹底されている。残念なのはターボエンジンの排気量が2.5リッターであること。自然吸気エンジンの排気量でターボ化できないものか。 |
ホンダのフラッグシップとなるモデル。各種の先進技術が盛り込まれているほか、SH-AWDと呼ぶ独自の前後左右の駆動力配分を実現したAWDシステムを特徴とする。車格はS60に比べたら格段に上で、この比較で圧勝するのは当然のこと。ただ、AWDシステムによって重量が重くなり、価格も高くなっているのはやや残念。 |
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05年モデルからフロントマスクを変え、06年モデルでは4WDのフラッグシップとなるS60Rも加わった。クーペのような個性的なフォルムは今も魅力を失っていないが、パッケージングやメカニズムに優位性は少なくなっている。ワゴンのV70と比べると、プレミアム感と存在感もちょっと希薄だ。その反面、スポーツムードは強い。 |
今までの日本製プレミアムセダンとはひと味違う「高級」を掲げたのが最新のレジェンドだ。ボルボのS60ほどではないが、クラウンなどと比べると高級車としての記号性や押しの強さは今一歩にとどまる。が、セダンレベルを超えたスポーティな走り、新感覚のセダンを望む人には魅力的な存在と映るはずだ。乗れば満足度は高い。 |
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ボルボといえばステーションワゴンのイメージが強い。S60は悪いクルマじゃないけれど「どうせ買うならV70のAWD」と考えてしまう。実際、リセールバリューまで含めれば、S60よりV70のほうが結果的に上だ。4WDシステムは「楽しむ」というより「滑りやすい路面を安全に走る」という味付けと考えたほうがいい。 |
入魂の4WDシステムを採用してきたものの、日本のお金持ちはホンダ製の4ドアセダンをまったく評価してくれない。デザインから質感、ブランドイメージ、売り方まで含め”ツボ”に入らないのだ。ハンドルを握っても「大きなアコード」という感じ。今からでも遅くないので、キッチリ煮詰めて行けばいいと思う。 |
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