シューマッハ

アンチ・シューマッハでググると……

新緑の季節、今年のF1も早々にヨーロッパラウンドですね。サンマリノ、真っ赤に燃えるティフォージの前で、今年はシューマッハなんとか面目を保つといった感じでした。いや〜、ここサンマリノで去年はまさかの屈辱だったんですね〜。

さて、今までお付き合いくださっている皆さんはそろそろなんとなく私が「アンチ・シューマッハ」なのではないかとお気づきだと思いますが、どちらかといえばその通りです。googleで“アンチ・シューマッハ”で検索すると、私のホームページが33400件中の2ページ目ぐらいには必ず入ってしまいます。いや、言い訳しますとそこまで別にアンチじゃないです、誤解です、濡れ衣です。むしろ好きです(ややウソ)。

ただ、やはりいつもライバルはシューマッハ、というスタンスで観戦している事は確かなので、今日はシューマッハについて語ってみる事にしました。シューマッハファンの皆様ご不快かもしれませんが、いち「アンチ」のルサンチマンのたわ言、王者の余裕で笑い飛ばして下さいまし。

アンチな理由(わけ)

さて、なぜアンチ・シューマッハなのか。
素晴らしい選手なのは私にもよ〜く分かってはいるのです。しかし、よるべないフリーランスのひがみ根性か、日本人の小市民根性か、フェラーリ(とブリジストン)の「全てはシューマッハの為に」体質と「チームメイトは親衛隊」的姿勢、またご本人のよく言えば「勝ちにこだわる」悪く言えば「暗黒面のフォース」がなんとなく好きになれないのです。ここで理路整然と(?)問題点を挙げてみることとしましょう。
 
●チームオーダー体制が素晴らしすぎる
——特に全盛期、ちょっとやりすぎではないですか?そこのバナナ食べてるヒゲの人、シューマッハが勝てば何でもいいんですか?あとついでに、ブリジストンはフェラーリLOVE過ぎます。

●シューマッハ&フェラーリには「母国グランプリ」が多すぎる
——本物の母国ドイツのホッケンハイム、フェラーリお膝元サンマリノ・イモラ、そしてフェラーリホントの母国はイタリア・モンツァ、今年はないけどシューマッハの故郷のすぐそばオーストリアのニュルブルクリンク、それに加えてブラジルとかでも「フェラーリ第二の故郷」とか言っちゃってる始末、一体いくつホームグランプリなのか、というかティフォージ率で言えばすべてのグランプリはフェラーリの故郷かもしれませんね、トホホ。

●大事な局面になると暗黒面のフォースが強くなり、「そりゃないだろプレー」が飛び出しすぎる
——そりゃ勝負師ですからね、そのぐらいの方が正しいとは思うのですが、いかんせんインタビューなどで涼しい顔でフェアプレーとか言った直後にヴィルヌーブに突っ込んだり、なかなか食えないお方です。

●運転がスマートすぎてレースに面白みがない
——いや、これはほとんど言いがかりに近いですが、でもオンボード映像とか見てるとステアリングの回し方、コンピュータのように無駄がないと思いませんか?ドモアリガト。

●とにかく、ドイツ国歌とイタリア国歌はもう聴き飽きた
——ところで、フィンランド国歌ってどんなでしたっけ?いや、聴いてる筈なんですがなぜか思い出せません。ドイツ国歌はキャッチーという事か?

アンチだからこその愛!?

…と、ここまで罵詈雑言を書き連ねましたが。近年のレースがどうも面白くない理由について、私、ある重大な発見をしてしまったのですね。

それは「最近シューマッハが強くない」。

ぎゃー!! 私、ひょっとして誰よりもシューマッハを愛してるのか?と疑念を抱く今日この頃です。それに、シューマッハが引退しちゃったら、アームストロングのいないツール・ド・フランスのように、なんか物足りないんだよな〜、って絶対ボヤきそうです。やはり彼には憎々しいほど活躍していてもらいたいですね(…かなあ?)。

ところで、シューマッハって(元ビートルズの)ポール・マッカートニーにどことなく似てませんか?いや、ポール好きですけど。ではまた。