ミニ ONE セブン

ミニの特別仕様車、気になるその中身を『CHECK&TRY』!

 先日、今さらながら『ミニ』の魅力にハマってしまったワタクシ。

■参照: デビュー4年目! いまだ大人気『ミニクーパー』を改めてCHECK&TRY!】

 そのミニに、スペシャルなモデルが出たという。それもなんと3タイプあるというのだからスゴイ。 さらにさらにコレ、限定車ではなく正式なカタログモデルなのだから。こりゃぜひ!と無理を言って貸して頂くことに成功しました。

 今回幸運にも『CHECK&TRY』出来たのはベーシックな『MINI SEVEN(セブン)』。それに加え、短い時間でしたが『MINI PARK LANE(パークレーン)』にも乗ることが出来ました。嗚呼、感謝感謝・・・。

『MINI SEVEN(セブン)』って何が違うの!?

 MINI SEVENは『「ライフスタイル指向」のミニ』。身の回りのモノ全てこだわりに溢れてて、オシャレに敏感なヒトに響くモデルというワケ。もともとミニはそういうユーザーに愛されているモデルだけど、今回のSEVENはさらにこだわりを推し進めたんですね。
 それを端的に表すのが丸いシンボルマーク。シート地や内装トリム、インパネにまであちらこちらにあしらわれています。ちょっとした差だけれど、「ヒトとちょっと違うミニ」ってところがこだわり派のココロをくすぐりますね! うーん、なんかオシャレ。あ、決して東京メトロ丸の内線のラインマークってワケではないですよ(東京ローカルな話題でスイマセン)。
 その他にもボディサイドには「7」の文字。コレ、左右非対称なんですね。ONEだとオプション扱いの15インチアルミ、しかもオリジナルデザインのものが付くのもお得です。
 なおテーマカラーのキレイなオリジナル色「ソーラー・レッドM」(写真)の他に5色のリストから選ぶことも可能。オプション類も豊富なリストから選べるのは他のMINI同様です。

 ちなみにMINI SEVENはベーシックなONEとスポーティなCOOPERに設定されます。通常のCOOPERで選べる白(もしくは黒)の色違いルーフに代わって、COOPER SEVENでは新色シルバー色ルーフがセレクトできます。

■参照: 【個性的な 3つの MINI 発売開始!!】

【ミニONEはクーパーとどう違うの!?】

 さて、今回の試乗車はベーシックなONEをベースとしたもの。前回試乗したCOOPERとはエンジンや足回りなどに違いがあります。馬力にすると実に26PSほどの差が。実際の走りの違い、気になるトコロですよね。

 で、実際にONEを高速道や一般道で走らせて見た限り、特に劣るとは思えませんでした。もちろんアクセル全開で2台並べてよーいドン!とやれば分かるのだろうけど、ニブいワタクシのバアイ、後でCOOPERに乗り換えてみて初めて「あ、もしかしてちょっと違う!?」って感じたくらい。乗っていて「かったるいなあ」と感じるシーンはありませんでした。ONEで物足りない、って感じるヒトはきっとCOOPERでもダメ。恐らくCOOPER-Sでないとダメでしょう。
そう考えると『ONEってバリュー度高いんじゃない!』と、改めて実感したのでした。

 ちなみに、同じSEVEN同士で比べるとONEとCOOPER間で価格差315,000円也。
 
 色違いルーフはMINIらしさを象徴するモノ、しかもCOOPERにしかつかない装備です。コレだけでCOOPERが欲しくなってもおかしくありません。もちろんそれはワカルのだけれど、あえてこだわりのSEVENを選ぶのなら、ONEって選択もアリ。差額はドレスアップ費用に回してみては?

( MINI PARK LANE(パークレーン)の試乗記は次のページへ! )

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代表グレード
MINI ONE SEVEN
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3650x1690x1455mm
車両重量[kg]
1130kg
総排気量[cc]
1598cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
90(66kW)/5500rpm
最大トルク[N・m/rpm]
140N・m/3000rpm
ミッション
ステップトロニック付きCVT
10・15モード燃焼[km/l]
11.8km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
226.6万円
発売日
2006年2月4日
レポート/写真
徳田 透(CORISM編集部)
取材協力
BMWジャパン
達人プロフィール: 徳田 透
職業:町のクルマ好き
1歳の誕生日、母に抱えられ出かけて以来、一度も欠かさず東京モーターショーに通い、『自動車ガイドブック』を絵本代わりに育つ。クルマ以外にも鉄道・バスといった陸を走る乗り物ならみんな大好き。単なる「マニア」とも言う。