米国を代表するモータースポーツ「インディ レーシング リーグ インディカー シリーズ」の第３戦となる「BRIDGESTONE INDY JAPAN 300 mile」が今週末ツインリンク茂木で開催される。今季、エンジンは、シリーズ発足以来初のHondaのワンメイクとなるほか、昨年シリーズチャンピオンのダン・ウェルドン選手がチームを移籍するなど大注目のシーズンとなる。
第３戦を直前に控えた４月17日、東京都内にある全日空ホテルにて、「プレスレセプション」が行なわれた。出席した、Hondaパフォーマンス・ディベロップメント（HPD）のロバート・クラーク社長をはじめ、昨年シリーズチャンピオンのダン・ウェルドン選手、女性で初のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したダニカ・パトリック選手、インディカ−史上初の日本人優勝を狙う松浦 孝亮選手らが紹介され、インディジャパンへの意気込みを語った。
今年は全てHondaエンジンのワンメイクとなり、新たな挑戦の年となった。チームに供給されるエンジンのパワーの誤差は、＋−１％以内に収めることを約束している。ドライバーの技量がより試されることになり、かつてないほどエキサイティングなレースになるだろう。
ツインリンクもてぎは、僕がインディカ−・シリーズで初優勝したサーキットでもありとても好きなサーキット。僕にとってインディジャパンとインディ500は、シリーズの中でもすきなレースなんだ。特にもてぎはドライバーの技量がものをいう。今年の戦いは例年にないほど厳しいものになり、簡単には勝てないけど、それを克服して前人未到の３連勝をしたい！
もてぎは、昨年予選２位ととても良い印象をもったサーキットです。私達は唯一パノス（シャシー）で参戦するわけですが、開幕戦でもいい感じできているのでインディジャパンでも活躍したいと思っています。パノスはスピードが速いのが優位点です。
今年は、鈴木亜久里代表に、僕が欲しいものを全て揃えてもらいました。今年の出足は、今までにないほど順調にきているので、今年のインディジャパンでは活躍できると思っています。とにかく頑張ります。日本でのレースなのでトップ３には入りたい！
また、記者会見の最後には、今回セレブリティ・ペースカー・ドライバーを務める、２輪レースMotoGPに参戦中のライダー玉田 誠選手がサプライズゲストとして登場。『僕がペースカードライバーをすることにより、２輪のファンがインディジャパンへ、そしてインディファンがMotoGP日本グランプリにきてくれれば嬉しいです』と語った。
ダン・ウェルドン選手に直撃!!!
発表会後、会場に設置されたレーシングゲームに熱中するダン・ウェルドン選手。レーシングゲームにだいぶ熱中されていましたが、楽しかったですか？と聞くと、『競争するものには何でも燃えてしまうし楽しい！しかもレーシングゲームだからね！』と無邪気な笑顔で応えてくれました。ゲームとはいえ競争するものは何でも燃えてしまうあたり、レーサーの気質を感じました！
日本のファンへは、『本当に茂木を楽しみにしていて欲しい。ボク自身も楽しみにしているし、ワクワクしながらレースしているのを見ていただきたい！』とメッセージをくれました。
甘いマスクで女性ファンも多いというダン・ウェルドン選手。その雰囲気からは想像もできないような走りをするという“ギャップ”も大きな魅力だと思いました。
松浦 孝亮選手に直撃!!!
日本人初優勝の期待がかかる、松浦選手。記者会見直後のティータイムで、直撃インタビューを試みました。
『やっぱり地元日本でのレースなので、全力で頑張りたいです！今年はシャシーをダラーラにかえて、調子も良く順調です』と意気込みを語ってくれました。
ダラーラは、パノスよりも安定性があり、ダウンフォースでは有利とのこと。この選択が吉とでるか凶とでるかは注目点ですが、“出足順調”という松浦選手の言葉を信じて応援したいです！
