 新車の場合、おおまかにいって車両本体価格から値引き分をマイナスし、オプション品の価格や税金などの諸費用をプラスした数字が購入価格となる。よって予算の決定は、よほど大きな値引きでもない限り、選んだ車種およびグレードの価格に左右される部分が大きい。 車両本体価格やメーカーオプション品の価格が高いと、それにつれて取得税や消費税も高くなるので、用意できる予算内で選べる車種やグレードの幅は中古車より狭いといわざるを得ないのだ。 ただし、最近では「残価設定ローン」の設定も充実してきて、少ない出費で上級車に乗ることもできるようになってきたことはうれしい話である。
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タローは予算内で買える新車の中から、ホンダのステップワゴンを選んだ。ミニバンらしからぬ、まるでスポーツカーのような走りとスタイリングにご執心だ。
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■ホンダ・ステップワゴン(現行モデル) ホンダの3代目ステップワゴンは2005年5月にデビューしたばかりの現行人気車種。低床プラットフォームの採用によりグッと全高が低くなり、斬新なスタイルとミニバンらしからぬスポーティな走りで人気を得ている。フローリングフロアやトップライトルーフなど独自の装備も魅力だ。2Lをメインに、上級には2.4L車もラインアップする。 |
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 中古車の相場は、そのクルマの流通量と人気の高さ、つまり「需要と供給のバランス」によって決まるもの。そして具体的な価格は、走行距離、修復歴の有無、ボディカラー、内外装のコンディション、装着されているオプション品、車検の残存期間などによって決まる。 基本的に「値引き」の概念はなく、同じ年式の同じ車種・グレードでも、大きく価格差が開くことがある。だからこそ、新車時には手が出なかったような上級人気車種でも、流通している中古車の中から予算に合わせて探し出すことができるわけだ。 また、諸経費に関しても新車を買うよりも大幅に少なくてすむのも大きなメリット!
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タローはステップワゴンと同じ予算で買えて、しかも車格的にはワンランク上のトヨタ・エスティマに狙いを定めることにした。内心、誰も知らない秘密に気がついた自分を天才だと思っている。
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■トヨタ・エスティマ(先代モデル) 2000年1月登場。初代のミッドシップレイアウトから2代目は一般的なFF駆動となったが、圧倒的なスペシャリティムードは不変。実用性重視のミニバン界において、スタイリッシュなフォルムと乗用車的なドライブフィールを追求した、ひときわ異彩を放つモデル。室内は十分に広く、操縦安定性も高い。エンジンは3L V6と2.4L 直4の2タイプ。 |
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