【ハイブリッド車が格安になる平成21年度グリーン税制を見逃すな!】プリウスやインサイトが激安に!? ハイブリッド車が格安で購入可能だ!!!

【達人ISM】  written by 松下 宏 (2009.02.11)

平成21年度グリーン税制がもうすぐスタート!自動車税制が改正されて2009年4月(平成21年度)からは環境性能車の自動車取得税、自動車重量税が減免される。仮に2月5日に発売されたホンダのインサイトGを買うとすると、自動車取得税で8万1000円と自動車重量税で5万6700円が免除される。 >> 記事全文を読む


【得する新グリーン税制活用術】新グリーン税制施行でどう変わる!? 納車時期は? 値引きは? 賢いクルマの買い方教えます!!

【達人ISM】  written by 国沢光宏 (2009.02.02)

すでに新聞などで報道されている通り、2009年4月1日から『新グリーン税制』が施行される。アルファードやオデッセイといった売れ筋のミニバンも17万円前後安く買えるようになるのだから大きい。 >> 記事全文を読む


環境を守るためのグリーン税制

環境に優しいクルマの税金を軽減するグリーン税制があることは知っていると思う。その基準がこの4月から新しくなった。
そもそもグリーン税制は新しくて環境に優しいクルマに対する優遇税制と、年式が古くて排気ガス性能が低いクルマに対する付加税制とをセットにし、トータルでは増税にも減税にもならない仕組みとして導入されたもの。
ところが導入当初は少なかった減税対象車がどんどん増えたため、すでに1度条件を厳しくしているが、今年4月からはさらに厳しい基準で施行されるようになった。

知っておこう!厳しくなった新基準。

 まず排気ガス基準に対しては平成17年度基準75%低減レベルの☆☆☆☆が基本となった。☆☆☆ではグリーン税制の適用が受けられなくなったので注意が必要だ。その上で、平成22年度燃費基準に対して10%超と20%超の基準を設け、これに適合したクルマだけがグリーン税制の適用を受けられるものとされた。
☆☆☆☆+10%超達成のクルマでは、購入時の自動車取得税の課税標準基準額から15万円を控除(自動車税では7500円の減税)し、購入した翌年度の自動車税を25%軽減(排気量によって減税額が変わる)される。
また☆☆☆☆+燃費基準20超を達成したクルマでは、購入時自動車取得税の課税標準基準額から30万円が控除(自動車税では1万5000円の減税)され、翌年度の自動車税が50%軽減される。

グリーン税制適合車種を要チェック!!

基準が厳しくなったことでグリーン税制の適合車種は大幅に少なくなった。ただ、その中でトヨタ車とホンダ車に適合車種が多いのが目立つ。
新☆☆☆☆+20%超を達成し、グリーン税制に適合する車種は以下の通り。少しでも税負担を減らしたいなら、以下の車種から購入する車種を決めると良い。

【新☆☆☆☆+燃費基準20超達成車】

トヨタ
アイシス、アルファードHEV、ヴィッツ、ヴォクシー、エスティマ、エスティマHEV、ノア、ハリアーHEV、プリウス、ベルタ、RAV4
日産
セレナ、ラフェスタ
ホンダ
インサイト、シビックHEV、フィット、フィットアリア、モビリオ、モビリオスパイク
マツダ
デミオ、MPV
富士重工
R1、R2

グリーン税制の新基準適合車はトヨタ車とホンダ車が中心だ!!

ハイブリッド車が4車種も入ったトヨタが合計11車種と充実している。ホンダもハイブリッド車が2車種あって全部で6車種だから、この2メーカーが突出した形だ。ただ、ホンダはコンパクトカーが中心で、もうひとつの売れ筋であるミニバンがないのが寂しい。
日産は2車種だが、売れ筋のセレナが入っているし、マツダも新型MPVが入っている。スバルは軽自動車2車種が入っているが、ほかの軽自動車メーカーはどこもグリーン税制適合車を作れていない。

環境だけじゃない!家計にも優しいグリーン税制適合車

なお、車種によってはグレードによって燃費基準が達成できないものもあるので、詳しくは購入時にカタログを調べたり、セールスマンに確認するなどして欲しい。燃費基準10%超を達成して自動車税が25%軽減される車種はほかにもたくさんある。
これらの車種を選べば税金が安くなるだけでなく、燃費面でも有利になるのだから、二重、三重に経済的なクルマになる。
またユーザーが積極的にグリーン税制適合車を選ぶようになれば、メーカーもこれまで以上に積極的に適合車を作るようになるから、全体として良い方向に向かうと思う。