事故を未然に防ぐ性能を提供

 フォード・モーター・カンパニーは、フォード・エクスプローラー、フォード・スポーツトラック、およびマーキュリー・マウンテニアが、IIHS(米国道路安全保険協会)の実施した前面オフセット衝突試験で最高評価を得たと発表した。これら3種のクルマはすべて、NHTSA(米国高速道路交通安全局)による衝突テストにおいても、前面および側面両方の衝突時におけるドライバーと助手席乗員保護で5つ星を獲得している。

 フォード・エクスプローラー、フォード・スポーツトラック、マーキュリー・マウンテニアは、10もの先進安全技術を装備。また、他社のシステムと異なりフォードのRSC(ロール・スタビリティ・コントロール)はロール率検知機能を備えており、極限的な運転状況下においても車両コントロールを維持できるようドライバーに的確にアシストする。つまり運転が不安定な状態になると同システムが自動的に作動することで、ドライバーは最大限クルマを制御し、横転のリスクを低減できる。

 フォードの乗員検知システムは、エアバッグの作動状態を調節し保護効果をさらに高めるもので、これら一連の安全システムに、アダプティブ・ストローク・ステアリングコラムも追加され、衝突時のエネルギーを適宜調整しつつ、乗員にかかる力を軽減させている。

 また側面衝突時の対応策として、運転席および助手席にフロントシート・サイドエアバッグを標準装備し、さらに側面衝突時や、横転の危機が検知されると、サイドカーテン・エアバッグ「Safety Canopy」も作動する。