3月30日、2006年FIA F1世界選手権第3戦、オーストラリアGPがメルボルンのアルバートパーク・サーキットで開幕する。
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シーズン開幕2戦でのSA05のパフォーマンスに勇気づけられたSUPER AGURI F1 TEAMはオーストラリアに向かう。そして、チームは更にアップグレードした空力パッケージをオーストラリアGPで導入。重量配分に重点を置き、ブリヂストン・タイヤの性能を最大限に生かす事を主眼としたセッティングをする予定だ。
全長5.303kmのアルバートパーク・サーキットは、短いストレートと低速から中速のコーナーが混在するハイダウンフォース・サーキットだ。従って、クルマのセットアップは、トラクションとブレーキング時の安定性が良く、更に空力効率に優れたものにしなければならない。このサーキットはF1ドライバーには人気が高いが、金曜日のフリー走行時はコース路面が非常に滑りやすく、時間の経過と共にハイグリップへとコンディションが変化していくという、やっかいなコースだ。
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佐藤琢磨
「メルボルンは食べ物もおいしいし、人もフレンドリーなので、訪れるのが楽しみな場所の一つだ。天気がよければ、太陽が気持ちいい。アルバートパークは、開幕2戦とは全く異なる特徴を持つコースだ。チームは、このレースのために新しい空力パッケージを用意しているし、曲がりくねったストリート・サーキットにぼくたちのクルマは適していると思う。開幕2戦は2週連続だったが、今回はチームも短い休みを取ることができた。ぼくたちも、開幕2戦のパフォーマンスを見直す時間があったので、次のグランプリでは、また一歩前進できると思う」