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 ブリヂストンを装着する複数のドライバーたちがポイントを獲得した開幕戦バーレーンGPと第2戦マレーシアGPが終了し、ブリヂストンは一路オーストラリアGPの舞台メルボルンへと向かう。コモンウェルス競技大会が「庭園都市」メルボルンで開催されるため、今年のオーストラリアGPは第3戦として行われる。ブリヂストンは、タイヤ交換の復活と新しい予選方式が盛り込まれた2006年度のレギュレーションに合わせた新しいタイヤを開発してきた。ブリヂストンを装着するミハエル・シューマッハ(フェラーリ)は11ポイントを獲得して現在ドライバーズ・ランキング2位。またチームメイトのフェリッペ・マッサ(フェラーリ)は4ポイント、地元のヒーロー、マーク・ウェパー(ウィリアムズ)が3ポイント、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)が2ポイント、ラルフ・シューマッハ(トヨタ)が1ポイントをそれぞれ獲得している。一方コンストラクターズ・ランキングでは、フェラーリが現在2位に付けている。

 安川ひろしブリヂストン・モータースポーツ推進室長は「オーストラリアGPは以前からシーズン開幕戦として開催されていた人気の高いレースである。お客様とファンの皆さんにエキサイティングなレースを見ていただくと同時に、良い結果を残せるよう願っている。」と語った。

 また、菅沼寿夫ブリヂストン・モータースポーツ・テクニカル・マネージャーは「今季開催された2戦はいずれもエキサイティングなレース展開となり、複数のブリヂストン装着ドライバーがポイントを獲得した。メルボルンでも十分な強さを発揮できるものと期待している。」と意気込みを語った。

 2006年度タイヤレギュレーションでは、ドライバー1人につきドライタイヤ7セット、ウェットタイヤ4セット、エクストリームウェザー・タイヤ3セットの使用が許可される。このレギュレーションと、2006年度ブリヂストン装着チーム数の増加を反映して、小平市の技術センターからオーストラリアのアルバートパーク・サーキットに向け、約1200本のブリヂストンF1タイヤが送り出されたという。