3月23日、東京、丸の内にある新名所TOKIAにて、フォルクスワーゲン 新型「パサート」の発表会が行なわれた。
大勢の人で埋め尽くされた会場は、入り口すぐの薔薇で造られた円筒のオブジェからはじまり、サイドには照明となるディスプレイ、一番奥にはステージと大型スクリーンと、ゴージャスかつ洗練されたお洒落な雰囲気。
オープニングはかなり長く、大型スクリーンにとどまらず天井全体をスクリーンとした映像と音楽の世界に引き込まれた。
「パサート」という車名は、貿易風を意味するドイツ語に由来。“パサートが、今年後半に向けた販売の追い風となるように期待しています”と梅野社長。社会的地位、年齢、年収、にとらわれない「クラスレス」なパサートは、“高価より真価”がテーマ。
続いて、「パサート」のエクステリアデザイナーが登場。フロントデザインは、ビートルやTYPE IIの共通テーマである際だったV字モチーフからインスピレーションしたという。V字部分は、色を変えるでもなく、メタル素材とし存在感を出したとのこと。
ビートルやTYPE II、そしてパサートを、その場でスケッチしながらの説明はとても印象的。
ヘッドランプとテールランプは、ともに、台形×丸のコンビネーションに。テールランプはクリアガラスで、LED搭載がすぐわかるようにしたという。
この度、ワゴンから名称が変更された「ヴァリアント」については、ボディサイズUPによる見た目のボリューム感を抑えたデザインにしたという。
また発表会では、後日開催されるアーティストとパサートによるイベントに参加する若手アーティスト達も紹介された。イベントは「クラスレス」や「解放」をテーマに、丸の内エリアにおいて3月31日から4月10日まで開催される。
さらに、発表後のディナータイムでは、パフォーマー達によるロープを使ったアクロバットパフォーマンスが披露された。大型スクリーンに映し出された映像と、宙吊でのパフォーマンス、そしてパサートのコラボレーションはとても印象的だった。
先代パサート導入から9年を経て日本市場にデビューする新型「パサート」。洗練された雰囲気の会場、大型スクリーンによる映像、パフォーマンスにより、「パサート」の魅力がとても伝わった発表会だった。今後開催される、アーティストとのコラボイベントで、その魅力を味わってほしい。