Z4ほどではないにしろ、個性的なスタイリングをもつ。好き嫌いのハッキリするデザインだ。 クラス唯一のFRマシンとしての価値は高い。ただ、リヤビューだけを見ていると、卓越したパフォーマンスを発揮するマシンとは思えないほどの平凡さに悲しさを感じてしまう・・・。 メーターまわりはとてもシンプル。ステアリングは少々太めで、しっかりと握れるタイプ。 小さいボディに3リッター直6エンジンを搭載。無理やり積んでいるように見えても、重量配分はこだわりの50:50。超一級の運動性能を発揮する。 標準装着では17インチホイールを履く。オプションで18インチが用意される。17、18インチともランフラットタイヤだ。 非常に扱いやすいマニュアルシフト。ただ、もっとイージーに130iを楽しむのならSMGなどが欲しいところ。 ![]() |
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BMWファンはマニュアルに飢えている!? マニュアル免許を取ってすぐに乗ってもうまく運転できる。長年運転しているベテランが乗っても愉しい。サーキット走行をうまくこなすテクニックを持っているドライバーが乗っても飽きないクルマ。それがBMW130iだ。 大人の玩具って・・・ そこでBMWジャパンのヘスス・コルドバ社長に直撃インタビューを試みた。「日本仕様の130iにMTはありますか?」と聞いたら、「もちろんMTを用意する。あれは大人のトイ(おもちゃ)だからね。」という答えが返って来た。それでMTもあるのかと喜んでいたら、なんと日本仕様はMスポーツバージョンの右ハンドルの6速MTしかなかったから驚いた。 パワーがあっても、とにかく扱いやすい。 クラッチペダルの動きはそのままクラッチプレートを動かしてくれるから、ペダルをゆっくり戻すだけで発進はいとも簡単にできる。シフトレバーの操作も節度があり、どこにギヤが入っているのか判りやすく、ゆっくりしたシフトも速いシフトも自在にできる。ハンドルは微小舵から手応えとともに正確に反応し、クルマとダイレクトにつながっている。
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