驚きの『前年対比140%増』!
先日、レクサスの思わぬ不振ぶりがニュースになりましたが、いっぽうで日本一の高級輸入車ブランド『メルセデスベンツ』はというと、なんでも先月2月の登録台数が昨年と対比すると140%増という、なんとも景気の良い(そしてワタクシには全くご縁のない・・・嗚呼・・・)お話だそうで。
確かに04年末から06年初順にかけて、メルセデスでは怒濤の新車ラッシュでした。
SLKクラス、Aクラス、CLSクラス、Sクラス、MLクラス、Bクラス・・・フルモデルチェンジ車に加え、新設されたモデルが多いのもまたポイント。これらの新車効果に負うところも大きいことでしょう。
しかもデビューした車種の多さ、一方では初期入荷台数の少なさから考えると、これはまだまだきっと序章。
特に数が出そうなBクラスやSクラス(!!)も好調というハナシですから、今年辺りはどんな伸び方になるのか、もはや想像もつかないほどです。
メルセデス、強さの秘密とは
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あ、1年くらい前のデータですが、メルセデスの方から聞いたシェア内訳のハナシ。
実はCクラス、Eクラス、Sクラスが各々3割近くの割合で売れているという驚異の配分だそうで。
コレ、スゴくありません?
なんせ、7、800万円級のE、1千万級のSと、4、500万円級のCがおんなじくらい売れてしまっていると言うのですから!
例えば、同様の布陣を構えるBMWやアウディがそんな割合にはなり得ないことは、街で見かける3シリーズ対7シリーズ、A4対A6の比率からも理解できますよね・・・
ちなみにその当時は、残りの1割がモデル末期のSLKクラス、Aクラス、MLクラス等だそうです。で、その後それらがモデルチェンジし、いずれも好調なのに加え、新設モデルもまた順調である、と。
メルセデス、もはや向かうところ敵なしという状態!というのが分かりますね、はい。
レクサスだって・・・
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CとEとS。それにクーペやSUVなど。
そんなシンプルな構成だったメルセデスも、気付けばフルラインナップで攻め込んできています。
お客様のニーズに合わせ、決め細やかな商品構成を完成させる・・・むむ、これってトヨタの手法とまんま同じじゃないですか! しかも高級ブランドでコレを成立させてしまうところが、なんともはや。メルセデスの強さの裏付けなんでしょうね。
かたやその「フルラインナップ」で世界制覇しつつあるトヨタが、日本でスタート間もない高級ブランド『レクサス』はというと、GS、SC、ISとわずか3モデル。しかもうち1モデルは既存車種からのフェイスリフトでしのいでいます。
レクサスの代表的人気モデルLS(現セルシオ)は未発表・・・と考えると、一年にも満たない新ブランドとしてはなかなかどうして善戦していると思えるのですが。
この頂上対決が1年後にどうなっているか、引き続きチェックしていきたいところですね。
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