マツダ RX−8ハイドロジェンRE

水素ロータリーエンジン車のリース販売は世界初!

 マツダは、水素でもガソリンでも走行できるデュアルフューエルシステムを採用した水素ロータリーエンジン車「マツダRX−8ハイドロジェンRE」のリース車両の限定販売を開始した。

 2月10日に国土交通大臣認定を取得し、2月15日にエネルギー関連企業である出光興産株式会社と岩谷産業株式会社に合計2台のリース販売契約を結んだ。2003年の東京モーターショーで開発車両の発表が行なわれてから数えて、29ヶ月間での実用化となる。今年度、地方自治体やエネルギー関連企業などに合計10台程度の限定リース販売を行なう計画とのこと。

 「マツダRX−8ハイドロジェンRE」は、デュアルフューエルシステムの採用により、水素とガソリンのどちらでも走行可能で、水素ステーションなどのインフラが未整備の地域でも不安なく走行でき利便性が高いうえ、水素走行時の二酸化炭素排出量はゼロ、窒素酸化物もほとんど発生せず優れた環境性能を持つ。また、既存のエンジン部品や生産設備などを活用できるため、低コストでの実用化が可能であるという。

 標準リース価格は、現在国内でリースされている燃料電池車のほぼ半額で、42万円/月。

代表グレード
マツダ RX−8ハイドロジェンRE
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,435mm/1,770mm/1,340mm
車両重量[kg]
1,460kg
総排気量[cc]
654CCx2
最高出力[ps(kw)/rpm]
109ps(80kW):水素、210ps(154kW):ガソリン
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.3kg-m(140N・m):水素、22.6kg-m(222N・m):ガソリン
定員[人]
4人
税込価格[万円]
42万円/月
発売日
06/02/15
レポート
CORISM編集部
写真
マツダ