06デトロイトショー レポート:クライスラー アスペン
06デトロイトショー レポート:クライスラー アスペン

06デトロイトショー レポート:クライスラー アスペン

 フルサイズSUVとして誕生したクライスラー・アスペンは、リンカーン・ナビゲーターやGMユーコン、キャデラック・エスカレード、レクサスGX470など、強力なライバルがひしめくセグメントに向けて送りだされた。大きなフロントグリル、ドアハンドル、サイドミラー、ベルトモール、ルーフラック、20インチホイールをクローム化して、プレミアム感を演出しながら、1998年にデトロイト・ショーでデビューしたクロノス・コンセプトの血を受け継ぐデザインを採用。成功を収めた300シリーズやクロスファイアのデザインモチーフも注ぎ込まれており、このアスペンで、クライスラーはフルサイズSUVの世界に新風を巻き起こしたい考えだ。
 機能面にも気を配り、2列目のシートは40:20:40で分割できるだけでなく、11度のリクライニング機構付き。リヤパッセンジャー用のDVDスクリーンはルーフに取り付けられ、劇場スタイルのインフィニティ製オーディオシステムを装備する。またリヤリフトゲートは電動式で、リヤドアは、乗り降りしやすいように84度まで開くように設計されている。  
 パワーユニットは335psの5.7LV8HEMIと235psの4.7L V8の2タイプを用意。HEMIエンジンは低速域では4気筒だけで走る低燃費セッティングが施されている。北米では2006年秋に販売される。