吉川ひとみ

こんなに寒い夜は・・・ひとみが教えてあげる。

こんなに寒い夜に気をつけなければならないのが、アイスバーン。
また、積もった雪が固まってしまうので、普通の雪道より更に気をつけないといけないの。
 
今回は、冬のドライブの注意点についてまとめて教えちゃうね。

●ブラックアイスバーンに注意
「ブラックアイスバーン」とは、雪がとけて路面が濡れているだけのように見える状態。走行中に路面が濡れて黒く光って見えたら、このブラックアイスの可能性大。特に橋の上やトンネルの出入り口、日中あまり日の当たらない道路にブラックアイスがよくあるのでご用心を。

●スタッドレスタイヤは必ず4輪とも装着
スタッドレスを駆動輪のみ2本だけ装着されると、制動能力が異なるタイヤを装着することになり大変に危険! スタッドレスを装着する際はかならず4輪とも装着するようにしてね。

●なるべく広くて通行量が多い道を選ぶ
雪道運転に慣れていない人は、雪が降ったら運転しないことが一番だけど、多少遠回りであっても、なるべく広くて通行量の多い道を選んで走りましょうね。

●“3急(サンキュー)”は絶対に禁物
(1)急発進
(2)急ハンドル
(3)急ブレーキ
の3つの「急」がつく運転操作は雪道では絶対に禁物です。四駆だって雪道万能というわけでは決してないの。雪道運転では普段以上に「スピードは控えめに、ブレーキは早めに」を心がけてね。

雪道で追突事故を起こしてしまったら…

でも、いくらあなたが安全な運転をしていても、忘れてはいけないのが、「もらい事故」。 自動車事故の3割は「もらい事故」って知ってた?

たとえば、あなたが夜の雪道で、赤信号で止まっていました。
あなたの愛車はフル装備(4輪スタッドレス、駆動輪にチェーン)です。
そこに、同じくフル装備の車が、ハンドル操作を誤って衝突してしまったとします。この場合の過失割合は、10対0。
どんな理由であれ、止まっているクルマにはぶつかった方が悪いの。
でも、気をつけなくてはいけないのは、この後。
なんと、10対0だと自分の保険会社さんて何もしてくれないの。
というより、法律の関係上何も出来ないの。

もし、ぶつけてきた相手が自動車事故のプロだったらどうする?あなたはプロを相手に保険金の交渉をしなくてはならないの。安く叩かれちゃいそうだよね。

そんなときのためにあるのが、通称【弁護士特約】
もらい事故などで被害を被り、弁護士に依頼したときや法律相談を行ったときなどの弁護士費用を補償する特約なの。

普段より事故に巻き込まれる可能性が高いこの季節。自分の自動車保険の内容を一回じっくり見直してみてね。

自動車保険は【あなたの大切なお車】と【あなた自身】を守るものだから…。

( 次回は「これだけ金額が!? 等級ってな〜に?」 )