ガソリンの購入頻度が低いのなら、ガソリン系カードよりトヨタTSキュービックカードがお得か?

 出光カードに比べるとキャッシュバックの効率は必ずしも高いとはいえない面があるが、ガソリンの消費量があまり多くないユーザーなら、出光カードよりトヨタTSキュービックカードのほうが有利になる。このあたりはじっくり計算してシミュレーションしてみたい。

 ちなみにポイントの蓄積は最長で5年間となる。この間にトヨタディーラーでクルマを買ったり、車検などのするときにキャッシュバックを依頼すればいい。

最大30万円のキャッシュバックは、実際なかなか難しい・・・。

 一般会員が5年間で最大30万円のキッャシュバックを受けようとすると、すべてのカード利用をエクストラポイントショップと仮定しても、毎月平均17万円ほどのカード利用が必要。

 これはやや現実的にはない金額だが、それより少ない金額であっても一定のキャッシュバックが受けられるから、カード払いにできるものはなるべくカード払いにするように徹底したらいい。

 トヨタTSキュービックカードのような仕組みは、各自動車メーカーが発行するクレジットカードでも同じ。会員数の多いトヨタのTSキュービックカードが細かい部分でサービスが良いが、ほかのメーカーでもキャッシュバック機能付きのクレジットカードを発行している。

特定の自動車メーカーのクルマに乗りつづけることで、メリットのあるカード。

 自動車メーカーのクレジットカードを利用するときに注意したいのは、次に買うクルマのメーカーが決まっているかどうか。トヨタTSキュービックカードでポイントを蓄積しても、次に買うのが日産車だったりしたら、せっかくのポイントがキャッシュバックには生かせない。グッズに交換する程度で終わったのではもったいない話になる。

 特定のメーカーのクルマに限定せず、いろいろなメーカーにクルマに乗りたい人は、自動車メーカーのクレジットカードには向いていない。自動車メーカー各社は自社の固定ユーザーを作るためにキッャシュバック機能付きのカードを作っているのだが、それに乗れる人と乗れない人がいるだろう。

 何が何でもそのメーカーのクルマに乗り続けるという決心がついた人は自動車メーカーのクレジットカードを使うといい。