2005-11-30 オトクな日常カーライフ編(10)エアコン控え目で燃費を節約 ガソリン 中古車 中古車情報 割安 燃費 知恵袋 節約 節約法 節約術 自動車ニュース 自動車保険 裏技 車情報 クルマの燃費に意外に大きな影響を与えるのがエアコンだ。エンジンの出力に対してエアコンの負荷が大きな軽自動車やコンパクトカーでは、オフにした時に比べて20%近く燃費が悪化するケースもある。最近は燃費を3〜4%向上させるためにパワーステアリングを電動式に変えたりしているくらいだから、エアコンの作動による燃費の悪化にも、もっと目を向けるべきだろう。 エアコンを使っている時に燃費が悪化するのは、エンジンの力で駆動するコンプレッサーの負荷が大きいからだ。エアコンの内部ではガスが循環していて、冷やされたガスで車内の熱を奪い取り、車外に放出することを繰り返している。そこで必要になるのがコンプレッサー。車内を冷やすことで暖められたガスを圧縮し、熱を車外へ放出する仕組みだ。 コンプレッサーがエンジンの負担になって燃費を悪化させるなら、パワーステアリングと同じように電動式にする手がある。2代目のプリウスは、ハイブリッド用のバッテリーを使ってそれを実現している。ところが一般のガソリンエンジン車でそれを行うのは難しい。エアコンのコンプレッサーは燃費を20%近くも悪化させるほどの駆動力を要するから、ハイブリッド用のバッテリーでもない限り容量が追い付かないからだ。 そうなると、ユーザーとしては無駄にエアコンを使わないように注意することが必要だろう。最近は温度調節を自動的に行うオートエアコンが普及、1年中エアコンのスイッチを入れたままにしているケースも多いが、必要がない時にはオフにした方が良い。エアコンには冷やすことで結露を発生させ、車内の水分を奪ってウインドーの曇りを除去する機能もある。視界の確保に有効な安全装備でもあるから必要な時には作動させたいが、漫然と使うことは控えたい。 10%から20%近い燃費の節約となれば、ユーザーの懐に響くだけでなく二酸化炭素の排出量を低減させることにも役立つ。都市部では、ヒートアイランド現象を緩和することにも繋がる。夏になるとTVなどでは「エアコンの温度設定に注意しましょう」という趣旨のCMが流れるが、これはルームエアコンに限った話ではない。カーエアコンも省エネや環境保護と密接な関係があるのだ。