そのむかし、日本中にサーフィンブームや、アメリカ西海岸ブームを巻き起こした雑誌があった。どこにでもあるような平凡な名前の出版社で、ほうれん草をたべると元気になる名前が付いた雑誌であった。凄かったのである。どれくらい凄かったのかは、スキー板を背負ったビートルのイラストを覚えている人なら知っているはず。VANでもなければ渋カジでもない。21世紀の現在、ちょい悪オヤジなんて呼ばれている人たちが、ウン十年前に熱中した本。そんな雑誌もモデルチェンジを何度も繰り返し、あのころとは大きく変わったものとなった。平凡な名前の会社名も、雑誌の家といった感じに変わってしまった。人生とははかないものである。そして、いまだにウィンタースポーツといえばスノボではなく、スキーである。今回のイラストは、そんな違いのわかるオトナに向けた逸品！
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