2005-11-23 ミシュラン:スタッドレスタイヤ カタログ イベント インプレッション モーターショー 国産車 新型 新車 自動車ニュース 試乗レポート 輸入車 サイプと呼ばれるタイヤ表面の細かい溝を独自の形状にするなど、「いかに氷上路面にタイヤを密着させるか」を考えるミシュラン。最新作では、分子レベルでタイヤのやわらかさを保ち、氷上路面をとらえるという技術を投入している。 最新作「X-ICE」に採用された「APSテクノロジー」は、接地面の分子構造が変化することで、タイヤの表面はつねにやわらかく、反面タイヤの内側は高い剛性をキープして走りの安定感を引き出すという、相反する条件を実現するもの。走るたびに分子が変化するので、タイヤが摩耗しても接地面はいつまでもやわらかい状態が保たれる。分子のレベルで氷上のブレーキ性能を見つめた着眼点と、それを実現した技術力は、さすが世界を代表するタイヤメーカーである。 走行するたびにタイヤの表面の分子が変化。タイヤが摩耗しても常に柔らかい状態を保ち、氷上性能を長期間持続する。 縦向きのZサイプがブロック剛性を保ち、横向きのZサイプでエッジ効果を発揮。排水性や摩擦性能も確保されている。 ブロック間に施したサポーティング・ノブが隣り合うゴムを支えて、横方向のタイヤ剛性をキープすることで走行安定性を高める。 APSテクノロジーの採用で、タイヤの表面はやわらかいのに、内側はしっかりとした硬さを保つ。氷上路面に密着して優れた氷上性能を発揮し、車体のフラつき感をおさえ、安定したハンドリング性能を発揮する。 縦・横方向に配されたサイプがブロック剛性をしっかりとキープ。タイヤ表面の広い面積で路面をとらえるので、4×4の駆動力や制動力を強力にサポートする。もちろんAPSテクノロジーも採用され、優れた氷上性能とハンドリングを実現している。