ホンダ信仰?

SEMAショー:ああホンダ様アキュラ様シビック様

この作品、ホンダ車の登場が非常に多く、ホンダ(アキュラ)ブランド信仰を強く感じます。
作品中で重要な役者として登場するシビッククーペ(EJ型)。
詳しい改造内容が不明なのでなんとも言えませんが、日本仕様のEG、EK型のB16AのようなDOHC VTECエンジンではなく、
効率重視のSOHC VTECエンジンですので、とてもそのままチューンしても速くなるとは思えません。
日本から輸入した中古エンジン載せ換え+ターボ+NOSっていうところでしょうか?

日本のスポーツカーのエンジンは諸外国で人気が高く、中東や東南アジアのように実用車としての性能を求める国を除くと、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアなどでかなり需要があります。

輸出仕様と日本仕様ではエンジンが異なり、スポーツグレードのエンジン自体の設定が新車販売時から無い車種もあるので、日本仕様のエンジンは非常に人気があるのです。

しかし、いざ日本国外へとなると中古車のままでは関税が高いため、解体してエンジン他のバラバラになったパーツとして輸出されます。
日本と違い、年数が多少経過していても日本製の信頼のある部品はいつまでも人気が高く、需要が落ちることがないので高額で取引をされています。

右ハンドルのみのスカイラインがアメリカに?

SEMAショー:えーっと、これは現行型ダッジ・チャージャー

ところで、作品中に登場したR33型スカイライン。
日本では見慣れているものの、アメリカの町を走る右ハンドルのスカイラインという光景に、非常に違和感を感じます。
正規で輸出はされていませんで当然、並行で輸入されたものでしょう。
スカイラインはエンジンルーム内の構造上、左ハンドル車が設定できないので、右側通行のアメリカでは正規販売ルートで手に入りません。

日本人の作った映画なら、スカイライン信仰が強くいので作品中で草レースシーンの一つでもありそうですが、この作品中ではおもいっきり脇役。

しかし「ワイルドスピード2」ではR34型スカイラインGT-Rがオープニングがらレースしてくれています。
結果は・・・。
やはりスカイライン神話は日本だけかもしれませんよ。

とにかく、あまりに多くを語ると浜村淳みたいになってしまうので、ストーリーには詳しく触れませんが、車好きならとりあえず楽しめる映画ではないでしょうか?
作品の出来や感想は人それぞれだと思います。

えー関係ないですが・・・
個人的に気になったのは「最後の直線番長」70年式ダッジ・チャージャー。
実にかっこよかった。

もう一つ、ちらっと脇役で登場したA60スープラ(セリカXX)。
まわりの車たちの中で1台だけ「違うだろ!」という雰囲気を出していました。
お暇な方は、どこに登場したのかぜひ探してみてください。

( アメ車は得意ですがチューニングカーは苦手なダーワ )

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