レクサスにはない "日本的凛々しさ" を体現
トヨタは今年から新しい高級車ブランドのレクサスを立ち上げたが、従来から国内向けの高級車として販売してきたクルマはクラウン。レクサスとは異なる価値を提供する高級車としてクラウンもしっかり作っている。
2005年10月のマイナーチェンジでは、レクサス用に開発されたという新しいV型6気筒3.5Lエンジンをアスリートに搭載するなど、走りの魅力を大きく向上させてきた。トヨタとしては、画期的な新機構・新技術などはまずはレクサスから採用するのが基本だが、今回のV型6気筒エンジンのようにレクサス用の新機構・新技術も必要に応じてトヨタブランドのクルマに展開していく方針だ。
今回のマイナーチェンジでは前後のデザインが変更された。基本的にはグリル回りや前後のランプ関係の変更が中心だが、アスリートに限っては搭載エンジンを変更したこともあって、フロントバンパーを新形状のものに変更している。全体に精悍さを強調してスポーティな印象を強めたのが今回の変更だ。