左から:シュテファン・ベルンハルトさん(ダイムラー・クライスラー社)/ローラ・ウォンさん(ユネスコ)/節子・クロソフスカ・ド・ローラさん(「モンディアロゴ」審査員)/ハンス・テンペルさん(ダイムラー・クライスラー日本 社長)

 ダイムラー・クライスラー日本は11月2日、国際連合大学においてダイムラー・クライスラー社と国連教育学文化機関(ユネスコ)の共同プロジェクトである「モンディアロゴ」のプレス発表会を開催した。

 「モンディアロゴ」とは、フランス語の“モンド=世界”と“ディアログ=対話”を組み合わせた造語で、世界の若者に対話と交流の機会を提供し、文化の多様性に対する理解、偏見の克服、寛容の精神、相互の尊重を促進するため、ダイムラー・クライスラー社とユネスコが2003年秋に共同で開始した国際活動とのこと。
 活動の中心となる「モンディアロゴ・スクール・コンテスト」は、世界各国の14歳から18歳までの生徒4人から30人までを1チームとし、モンディアロゴ事務局が割り当てた他国のパートナーチームと協力して決めたテーマで共同プロジェクトを進め、その成果を競うというユニークなもの。

 今回開催されたプレス発表会は、日本においての本活動を広げるため「モンディアロゴ・スクール・コンテスト」審査委員のメンバーである、節子・クロソフスカ・ド・ローラ氏をはじめ、パリのユネスコ本部及びダイムラー・クライスラー社の「モンディアロゴ」の担当者が来日し、ダイムラー・クライスラー日本のテンペル社長とともに行なわれた。

 昨年の第一回目のコンテスとでは、126ヶ国から1,500チーム、総計25,000人の生徒が参加し、反響を呼んだという。今年度のコンテストで最終審査に残った各チームの代表者は、2006年11月にメキシコで開催される「モンディアロゴ・シンポジウム」に招待される。
 今年度の参加申込みは、11月15日締め切り。11月1日現在で、第一回を上回る2,212チームからの参加申込みがあるとのこと。