年間1万キロ程度の走行しかしないのなら「まいどぷらすカード」がオススメ
ガソリン代がリッター当たり30円安くなる出光カードのことは別項で紹介したが、普通のユーザーは月に30万円もクレジットカードを使わないし、給油量も300リットルには達しないという人が多いはず。そんな人にとっては出光カードが必ずしも有利とはいえないから、ほかのカードも含めてガソリン代を安くする方法を考えたい。
まず出光が推奨しているもうひとつのカードは出光カードまいどプラスだ。これは年会費無料がひとつのポイントで、その上でガソリン代が常時リッター当たり2円引きになる。
年会費で1260円も取られたりすると、仮にリッター2円ずつ安くなっても630リットルまで入れてやっととんとんだから、これだとあまり安くなった実感はない。
普通のユーザーだと年間1万kmくらいしか走らないから、燃費がリッター10kmなら年に1000リットルしか給油しない。これで630リットルから先の分が得になるというのではあまり意味がないからだ。
まいどプラスでは、ガソリンと軽油がリッター当たり常時2円引き、灯油が1円引きになるだけでなく、入会から1カ月間はガソリンと軽油がリッター5円引きで、灯油が3円引きになる。しかも、ときどきキャンペーンが行われて、通常月よりも有利な条件で給油できることもしばしばだ。
また、ほかの買い物も含めたポイントの蓄積によってプレゼントとの交換も可能。キッャシュバック機能付きのクレジットカードでは、ポイント制度がなくなっているものも多いが、出光のまいどプラスではそれも残っている。
まだある! ガソリンが安くなるカード。
昭和シェルのスターレックスカードは、今がキャンペーン中で、入会から2カ月間はハイオクがリッター当たり10円引き、レギュラーが5円引きで給油できる。その後は、クレジットカードの利用金額に応じてランク付けがなされ、最大で上記の割引が受けられる。
新日本石油やJOMOなどは、ポイントプログラムを中心にした展開。ガソリン代を安くする形のカードは現在発行していない。