ライター紹介

221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。

1ST ANNUAL STREET ROD NATIONALS REPORT! VOL.001

 日本のホットロッド・カスタムカーシーンを牽引しているムーンアイズが、新たな試みとして初めて開催したイベントがこのストリートロッド・ナショナルズ。ストリートロッドとは、いわゆるホットロッドと呼ばれる車輌の中でも1948年式までの車輌を対象としたもので、これ以降の年式の車輌をベースにカスタムを施しても、基本的にそれはストリートロッドとは呼ばれない。
 そんな年式限定でなおかつホットロッド的カスタムが施されたストリートロッドだが、本場アメリカならまだしも、この日本では少数の好事家に愛されている敷居の高いジャンルだった。しかし年々日本でもストリートロッド愛好者が増大。その勢いを見て、今回のイベント開催と相成ったのだろう。
 しかしイベントと言っても、磯子プリンスホテルのパーキングを一部借りて行われた小規模の物で、一般入場は無料。軽いミーティング的な、ユルめの空気の中でイベントは行われた。
 会場を埋めたストリートロッドには、大きく分けて2系統のジャンルがある。旧型の車輌をベースにしつつも内装やパーツには高年式の物を組み込み、現代の道路事情に合わせてクルマの性能をアップデートさせた、ズバリ"ストリートロッド"と呼ばれるジャンルの物。そしてもう一つは、'40〜50年代当時のホットロッドカルチャーを踏襲し、使うパーツも当時物に拘った"レトロロッド"だ。さらに"レトロロッド"的な嗜好を現代的に解釈し、ガレージで自らクルマを切った貼ったして組み上げたような"ワイルドロッド"も会場には大きく見受けられた。
 レポート1回目の今回は、「ホントにこのまま走ってるの?」というぐらい過激なカスタムが施された、"レトロ"で"ワイルド"なクルマ何台かピックアップしてご紹介!

ワイルドロッドは低さが命。グリルもフロントスクリーンも短くぶった切って薄さをアピール。

V8エンジンだけでなく、こんな直6ユニットを積むレトロスタイルのクルマもいる。

教科書にも出てくるT型フォード。の、ロードスター。が、イジるとここまで変わります。グリルは他車の物を流用。

ピックアップ二態。手前は屋根を切ってボディを落とし込んだ仕様、奥がノーマル状態?

剥離したペイント跡がなんともワイルド! 屋根を切ってスムーズに処理したボディラインに注目。

フロントスクリーンにくくりつけられたビニールシートは、ひょっとして雨対策?

このクルマのエンジンはなんとトヨタの名機、2T-Gツインカム! ソレックスサウンドを響かせながら走る姿は、まさに日本ならではのストリートロッド!