知り合いの解体屋さんに旧車が入庫すると、とりあえず自分のところに連絡が入ります。
しかも人気車種ではなく不人気車種や商用車。
スポーツカーや人気車種の場合は一切連絡がこない。まぁ自分の趣味を理解していただいている為なので、了承済みの事なのです。
そういったやり取りの中で、仕事上の付き合いのために車を購入することもしばしば。まさにミニカーの感覚・・・
いやいや、立派なリサイクルですよ。
もちろん、自分の好みで旧車を購入することも多いのですが、中には解体されるのがもったいない車を一時的な里親?として預かることも多いのです。
その後、その子たちは友人のクチコミやオークションで、全国に養子として旅立っていきます。
結構多くの数を扱っていますが、不人気車がほとんどなのでそれほど利益はありません(涙目)。
トヨペット クラウン 2ドアハードトップ
ある日、解体屋から古いクラウンが入ったよと連絡が有り、すぐに現車を確認に行きました。
MS51型のトヨペットクラウン、2ドアHT。見ての通り、綺麗な車でした。
廃車理由はマフラーパイプの腐食、さらに新品部品が無いため。
マフラーぐらいなんとでも修理できるはずですが、おそらく前の持ち主は新車ディーラーの営業トークにうまく丸め込まれたのでしょう。
外装全塗装歴有、後部修復歴有、排気漏れ大、実動現状、書類も用意できるという話でしたので、とりあえず「いただきます」と即決。
車検ステッカー上では、まだ1年車検が残っているはずでしたが実際は登録が抹消されていました。
旧車市場でもそれなりに価値がある車なので、現状で専門業者に売却しても「おいしい」車です。
ただ自分の場合、利益よりも「その車が好き」な人に乗って欲しかったので、購入価格そのままの○万円でそのまま知人が引き取ることになりました。
現車確認から引き上げ当日まで、たった数日。
自分は陸送業者のところまで自走で回送しただけです。
レアな「シングルナンバー」だったようで
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後日判明したことですが、抹消前は「大阪5」とか「品川3」とかのレアな「シングルナンバー」が付いていた車でした。
あぁ、もったいない。抹消せずに名義変更すればそのままカッコよく乗れたのに。
現在は知人所有の元、路上復帰へ向けて鋭意レストア中です。
この車も他の旧車の例に漏れず、燃料タンクへの浸水とシールドビーム(ヘッドライトのパーツ)の手配で苦労しています。
見た目は綺麗でしたが、それなりに古い車ですので部品の入手困難や不具合はしょうがないですね。
路上復帰まではあせらず、静かに見守っていきたいと思います。
復帰後には旧車のイベントにでもデビューさせましょうか。
- ページ1: 【旧車(1)】ホンダ N360(上)「Nコロ君発見」
- ページ2: 【旧車(2)】ホンダ N360(下)「Nコロ君を引取る」
- ページ3: 【旧車(3)】ホンダ N360(完結編)「Nコロ君を整備する」
- ページ4: 【旧車(4)】トヨタ クラウン 2ドアハードトップ