ペブルビーチ・コンクール・デレガンス

スタディモデルは6年前に発表され、当時は18気筒エンジンであったが、その後16気筒に変更。1001psを標榜するだけに、テストに時間を要したようで長い年月をかけて量産化への道を一歩一歩進んできたベイロン16・4。市販車の証ともいえる、ウインカーレンズが前後バンパーに組み込まれた。

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現行モデルのロールスロイス・ファントムは、巨大なボディを身に纏い、存在感の塊であるが、戦前のファントムはそれを軽く凌駕するほどのエクステリアデザインであった。

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今年のジュネーブ・ショー、ピニンファリーナ・ブースのメインイベンターであったバードゲージ75は、1970年に発表されたPFモデューロのデザインをモチーフにされたモデル。この2台がペブルビーチ・ゴルフリンクに揃い踏み。マセラティMC12のカーボンモノコックタブをベースに、類稀なる走行性能と未来的なデザインの融合を作品にしたバードケージは、ピニンファリーナ75周年記念モデルだ。

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アルファロメオの博物館、ムゼオ所有のモデルもイタリアから運ばれた。写真は1952年の2000ディスコ・ボランテ・ツーリングクーペで、その奥がツーリングスパイダー。ディスコボランテとはイタリア語で空飛ぶ円盤を意味する。ネーミングそのもののデザインが印象的だ。

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基本的にクーペモデルの8Cコンペティツィオーネからデザインを踏襲してスパイダー化。プレスリリースは配られることなく、車両のみが会場に展示された。V8エンジンを搭載すれば、アルファロメオのフラッグシップモデルとして、スポーツカー市場に大いに刺激を与えそう。