ハイカ廃止でもはや割引の恩恵を受けるにはETCしかない。

 10月から道路公団や首都高公団などが民営化されたが、これに伴って新しいサービスも登場してきた。特に首都高会社が新しい割引サービスを提案している。そして首都高に限らず、JHも含めた有料道路で有利な割引を受けるには、ETC機器の導入が必要である。

 ETCを装着すること自体は、もはや当然と言っていいだろう。JHにとっても有利な車載機器をユーザーの側の負担で装着しなければならないのは納得しがたいものがあるが、ETCならではサービスメニューがいろいろと用意されているので、損得勘定で考えてもETCを装着したほうが有利な状況だ。クルマを買い換えるときでないと導入しにくい面があるのは確かだが、早めに装着すればそれだけ早くサービスが受けられるから、有料道路を使う機会の多いは、早く装着することを勧めたい。

 現在JHでは、通勤割引や夜間深夜割引などのETC専用の割引を実施しているほか、前払いまたは前払いをしなくてもマイレージの登録がしてあれば、利用料金5万円ごとに8000円分のおまけが付く。どれくらい高速道路を利用するかによっても変わるが、各種の割引サービスなどをトータルすると、ETC機器を装着するときのイニシャルコストは簡単に取り戻せるはずだ。最近では1万円を切るような低価格のETC機器も登場しているし、ときどき導入促進のためのキャッシュバックキャンペーンなども実施されるから、それらを利用すればますます有利になる。

 また今年の9月でハイカの販売が終了し、使えるのも来年3月までになったので、ユーザーとしてはますますETCを装着せざるを得ない状況になっている。ETCを装着していないユーザーは、1万円のハイカについていたたった500円のおまけさえ取り上げられることになったのだ。

*次回は具体的なETCの使い方をレクチャーします!