愛・地球博でも話題独占だった「i−unit」。トヨタはこのクルマ単体でもGマークを受賞している。 こちらは自立歩行可能なパートナーロボット「i−foot」。未来が近づいていることを実感させてくれる乗り物だ。 万博終了後のリサイクル・リユースについても配慮がなされている工法を採用していることで話題になった「トヨタグループ館」のパビリオン。 Gマーク・ベスト15に選ばれたヤマハのエレクトリックコミューター「EC−02」。全く新しい発想で生み出された電動バイクだ。 写真は、8月25日に東京ビックサイトで開催された公開2次審査「グッドデザイン・プレゼンテーション」の模様から(※「トヨタ館」外観写真を除く)。 |
お馴染みGマークにトヨタの「未来モビリティ社会デザインプロジェクト」がベスト15選出!
グッドデザインは、来年で50周年をむかえる日本国内唯一の総合的デザイン評価・推奨システムだ。有名な「Gマーク」を一度は見たことがあるだろう。10月3日、財団法人日本産業デザイン振興会は都内で行なわれた会見で、その2005年度版グッドデザイン賞の受賞結果について発表した。
今回、3007件あった審査対象に対し1158件にGマークが与えられたという。そのうち「グッドデザイン特別賞」は65件が選出されているが、特に今回からその特別賞に「ベスト15」(経済産業大臣賞)が新設されているのが特長だ。 このベスト15、CORISM的にはトヨタの「未来モビリティ社会デザインプロジェクト(愛・地球博トヨタグループ館出展)」と、ヤマハのエレクトリックコミューター「EC−02」が選出されているのをチェックしなければならないだろう。 特に前者は、1人乗り「i−unit」やパートナーロボット「i−foot」といった未来の乗り物が登場するなど、非常にエンタテイメント性の高いパフォーマンスショーで「愛・地球博」を大いに盛り上げたものとして記憶に新しい。しかしGマーク審査委員は、そのエンタテイメント性ばかりではなく「重要なのは、トヨタの考える21世紀の交通社会そのもののデザイン研究活動が背景にあることで、その成果として生まれた未来モビリティが世界初のコンセプトデザインだ」として、極めて高く評価しているところに注目したい。なおi−unitとi−footについては、各単体でもGマークを受賞しているのだから文句無しにスゴイ。 この他、2005年グッドデザイン賞(Gマーク)に選ばれた主な乗用車・商用車は以下の通り。 ■レクサス GSシリーズ/ISシリーズ ■トヨタ アイシス/ヴィッツ ■日産 セレナ/ラフェスタ/ノート ■ホンダ シビック/エアウェイブ ■マツダ ロードスター/プレマシー ■スバル R1 ■スズキ エスクード/スイフト ■ダイハツ ミラジーノ/アトレーワゴン/ハイゼットカーゴ ■いすゞ D−MAXシリーズ(日本未発売・ピックアップトラック)/エルフハイブリッド ■日野 セレガ(大型観光バス) ■日産ディーゼル クオン(大型トラック) ■ヒュンダイ ソナタ (※その他、車名が発表されていないが三菱自動車から1台受賞している車がある) 「グッドデザイン大賞」発表は10月25日に
さて、2005年度を総括する「グッドデザイン大賞」は、今回選定されたベスト15の中から10月25日に今年度グッドデザイン受賞者と審査委員、審議委員の投票により最終決定する予定だ。
なお「グッドデザイン大賞」以外の14件が「グッドデザイン金賞」となる。これらの情報も、分かり次第追ってご案内するから期待していて欲しい。 その他にも今年は流行のデジタル家電や、健康・医療関連や保安用品など社会的なニーズが高まっている分野や、鉄道車輌など公共的な対象の応募が増えたという。 これらグッドデザインの情報は、併せて公式サイトもチェックしてみよう。 ■Gマーク公式サイト
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