元気いっぱい納車時のプジョー306

突如、高速上でストップ!そんな時は、慌てずに「♯ハイサンキュー!」

メーターの表示も異常を示す警告はなかった

 夏の終わりのある朝、私はランエボワゴンの試乗会に参加するために、千葉県茂原市にあるサーキットを目指して、1ヶ月前に3万円で買った愛車プジョー306で京葉道路を気分よくクルージングしておりました。

 当日は天気が悪かったこともあり、ラジオの天気予報に神経を集中させていると、なぜか後方からトラックがエライ勢いで迫ってきます。「いかん、レーサーがトラックにアオられている場合ではない」と思い、一気にアクセルを踏み込むものの、トラックはドンドンと接近してきます。

「ん、おかしいな」と思った瞬間、エンジンの回転がさらに下がり始めたので、左側に寄ってトラックをやり過ごし、シフトを入れなおしたり、アクセルをパタパタと踏んでみたりしたのですが、結局回転は上がらず、そのまま路肩に侵入してクルマを停めました。

 停めた瞬間にエンジンも止まり、そこからいくらセルを回してもエンジンは息を吹き返しません。一応、エンジンルームを開けて見ましたが、アクセルワイヤーも切れてないし、オイルやクーラントが噴き出しているわけでもないので、早くも自走は断念。早速携帯で♯8139(ハイサンキュー)をコールしました。

 ♯8139のコール先はJAF。このゴロ合わせを覚えていて、ホントに良かった〜、と思いながら救援を頼みました。高速には非常電話も設置されていますが、おおむね1kmおきと言われているし、自分の前と後のどちらが近いかって判断しにくいから、こういう時にはJAFに電話してしまうのがラク。

 JAFに自分が停まっている場所を連絡すれば、JAFから道路公団にも連絡してもらえます。自分が停まっている場所が高速道路上なら100mおきにキロポストという、道路脇の小さな看板に起点からの距離が表示されているので、「京葉道路の下り24.5kmポストの近くです」と言えば、すぐに正確な場所が分かり、救援車を派遣してくれるのです。

後半へとつづく!