ヒュンダイ ソナタ ヨーロッパセダン好きには少し柔らかめに感じるような足まわりのセッティング。
ヒュンダイ ソナタ エンジンフード内

新開発の4気筒2.4リッターエンジンを搭載

ヒュンダイ ソナタ エンジン

4気筒DOHC CVVT(可変バルブタイミング機構) ツインバランスシャフトを採用したG4KCエンジン

ヒュンダイ ソナタ 足回り

車両を安定制御する装置としてESPが装着される

スタイル インテリア 走り&メカニズム

コーナリングの正確さは高いレベルにある

 走りはゆったり感のある落ち着いたものだ。国産セダンに乗り継いできた人だと、少し固めと感じ、ヨーロッパセダン好きには少し柔らかめに感じるような足まわりのセッティング。

 しかしながら、コーナリングの正確さは高いレベルにある。ステアリングインフォメーションが少し希薄な印象はあるが、舵角とボディの動きには一体感がある。ホイールベースが2.7mもあるFFとすればなかなかよい印象。

EPS(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)を登載

 車両安定装置としてESPが装着されるが、それに頼ることなく安定感のある走りを実現する。ESPの効きがちょっと強め(といっても現行のクルマのなかで平均的レベル)なのが気になったが、コーナリング中に大きく逸脱するような状況が訪れたときには、役に立つ装備なので普通に走る人なら装着されていたほうがいいだろう。

 エンジンはトルク特性がフラットで乗りやすい。静粛性も高くレベルを実現しているが、若干ギヤノイズが進入するシチュエーションもあった。ATのできはよく、変速時のショックは皆無に等しい。スポーツドライビング向きのエンジン特性ではないが、上級のセダンとしてはマッチングのいい性能を持っている。

 ミドルクラスのセダンで、リーズナブルなものを求めているなら、一度は試乗してみる価値のあるクルマだ。

代表グレード
2.4GLS
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4800×1830×1475
車両重量[kg]
1490(2.4GLS)
総排気量[cc]
2359
最高出力[ps(kw)/rpm]
164ps(121kw)/5800rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
23.1kgm(227N・m)/4250rpm
ミッション
電子制御4速オートマチック
定員[人]
5名
税込価格[万円]
236.25万円(2.4GLS)
発売日
2005年9月10日
スタイル インテリア 走り&メカニズム